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思い付く

無いところから在るものにする。それはできない事です。
改良は、できます。改良は、ある物をさらに良い物にする事です。
今までなかった物を作りだす事はできません。どんな事でも改良なのです。

不便だなぁと思うことからどうすれば良いのかと考える事です。
こうしたいけどどうすればできるかを考える事です。

思いつくタネが必要なのです。身近にあるものはすべてその繰り返しで改良されてきた物です。思いつくタネを勉強で得るのです。そして考えた末に思い付くのです。

そのまま利用していたら考える事も思いつくこともありません。そこに不満や不便そして勉強することもないのです。原始時代に穴ぐらで雨露を凌ぎ採取した果実や種、狩りをした獣や魚、葉っぱに木の皮など食べられる物を探す時代から進歩して今の不自由のない生活があるのです。

利用できる物をそのまま利用していたら原始時代の人々と何ら変わる事はありません。最低限の勉強で済ませていたら最低限を利用する事しかできません。

勉強して思い付きそして改良するのです。勉強不足で思い付き改良するから改悪になるのです。思い付く事は大事です。思いつかないのは小事です。

人は改悪を責めます。改悪なのは思いつく内容が勉強不足だからなのです。世の中に完成品はありません。いつまで経っても完成する事はないのです。
自分も未完成品なのです。不満だらけの身体と精神だから完成を目指して勉強するのです。鍛えるのです。未熟を嘆いてはいけません。成熟させない事を嘆きなさい。死んでも勉強は続きます。精神を鍛える事は続きます。

物事を終わらせる為に思い付くのではありません。どうすれば改良になるのかを考える事です。大きな改良から小さな改良まで人はできるはずです。発見も発明も改良です。仕組みを改良すれば発明です。見方を改良すれば発見です。

長い年月をかけて改良改悪を繰り返してきました。思い付くままに進めてきたのです。勉強する事はその長い歴史を知ることなのです。もうこれ以上改良しなくても満足であればそのままの生活で良いのです。

今までの加えられた改良に感謝して過ごしましょう。改悪だと思うのならば自分で勉強して改良すれば良いのです。改良された物がある事を知らずに不満になったり自分ではなにもせず不満ばかりを口にするのは間違っています。

改良まではできなくても提案はできるはずです。みんなで提案して話し合うことも不満を解消するのでは無く提案と言うこのようにありたいと言う前向きの発言の場を持つ改良された仕組みだと思います。

クリエータは創造する人ですが、何もない所から作っているわけではありません。タネを探したり買ったりしてタネを撒き、芽を出させて育て、交配させたり、継技をしたり工夫して花を咲かせて選んで出荷するのです。

野に咲く花もハウスで育てた花も見た目は同じかもしれません。使う目的に応じて買えば良いのです。

クリエータは何も無いところから作品を作るわけではないのです。たくさんのタネを持ってそれを咲かせているのです。どのような花を咲かせようとしているのかは作家さんの思い付きです。買う側は気に入った作品を買えば良いのです。

ただの思い付きではない。改良を重ねた思い付きを見分けてください。1000回改良されたものと数回改良された物とは違います。改悪と改良どちらも思いつきです。改悪もしなければ改良だとは気付きません。

思い付きで改悪を恐れるな。すぐに気づいて改良すれば良い。改悪を改良だと信じてそのまま通そうとするのがいけないのです。不満ならば提案して議論しましょう。反対をする事は誰にでもできる事なのです。

提案できるタネを持ちましょう。それを育てて花を咲かせましょう。