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煩悩

煩悩とは人間の欲をまとめて煩悩と呼んでいます。除夜の鐘はその煩悩を消す為に突くのです。人の欲は108あると考えられていて鐘を一つ鳴らす毎に一つ消えると考えられているのです。

欲は満たされる事がありません。いくらでも湧いてくるのです。欲が満たされたからといって幸せにはなれません。なぜなら欲は満足する事がないからです。

満足できるのは一時のことで次の欲が湧いてくるのです。

欲をなくすのは人間をやめることと同じです。
他人の欲を制御するのは支配者のすることです。

支配者になってはいけません。

貪欲(とんよく)
瞋恚(しんに)
愚痴(ぐち)

上記の3つは3毒と言われて煩悩の中でも特に注意しなければいけないものです。

貧欲とは必要以上に求める事。
瞋恚とは怒り、妬む事。
愚痴とは無知からくる誤解。

愚痴る前に真実を知りましょう。怒ると判断が狂います。必要以上に求めるのは必要の基準をわかっていないからです。

自分の基準を仮に決めれば良いのです。
仮ですから設定を変えれば良いのです。
基準がないから煩悩に気づかないのです。

人は比較する事で物事を認識しているのです。
比較の対象が変われば認識が変わるのです。
私の比較の対象とあなたの比較の対象が一緒ではありません。

それがあなたとわたしの違いです。

その違いを対話で理解し合うのが関係を良くする事です。
対話は面倒な事です。

自分の言い分よりも相手の言い分を聞く方法もあります。
自分の言い分を伝えて理解を求める方法もあります。
何も知ろうとせずに逃げることだけはしたくない。

少しでも理解し合う事を願っています。