創作大賞2024
SNSのnote上でコンテストが開かれます。それぞれのテーマに則って審査されます。この審査もそれぞれの価値観で判断されます。その価値観にそぐった作品を書くことによって採用される確率は大きくなるのでしょうが、わたしはその審査される人の価値観が刺激されて進歩するような作品を書くつもりです。
SNS noteコンテストへの挑戦:価値観を刺激し、共に成長する作品へ
SNS note上で開催されるコンテスト。テーマに沿った作品が求められ、審査員の価値観によって評価が決まる。採用されるためには、その価値観に迎合することも一つの戦略だろう。しかし、私はあえて異なる道を選ぶ。
審査員の価値観を刺激し、彼ら自身を成長へと導くような作品を創り出す。それは、安易な共感ではなく、新たな視点や思考を提示する挑戦となるだろう。
なぜ価値観の刺激を選ぶのか?
真の成長: 迎合は一時的な成功をもたらすかもしれないが、真の成長には繋がらない。価値観を揺さぶることで、審査員自身も新たな気づきを得て、より深みのある評価ができるようになる。
共鳴の創出: 価値観の異なる人々との対話は、新たな共鳴を生み出す可能性を秘めている。それは、社会全体をより豊かに、多様性のあるものへと導く一歩となる。
自己表現の追求: 自分の信じる道を貫き、妥協のない作品を創り出すことは、作家としての成長に不可欠だ。それは、読者にも新たな価値観や感動を提供する。
具体的にどのように価値観を刺激するのか?
多角的な視点の提示: 一つのテーマに対して、様々な角度から光を当てる。固定観念にとらわれない、多様な解釈を提示することで、思考の幅を広げる。
感情への訴えかけ: 論理だけでなく、感情に訴えかける表現を用いる。共感や感動を引き出すことで、価値観の奥底にある感情を揺り動かす。
新たな価値の提案: 既存の価値観を否定するだけでなく、新たな価値を提示する。より良い未来へのビジョンを示すことで、思考の変容を促す。
挑戦の先にあるもの
この挑戦は、容易な道ではないだろう。しかし、その先には、審査員との共成長、新たな共鳴の創出、そして自己表現の追求という、大きな可能性が広がっている。
私は、このコンテストを、単なる競争ではなく、共に成長するための機会と捉える。そして、私の作品が、誰かの心に火を灯し、新たな一歩を踏み出すきっかけとなることを願っている。
これから先は物語です。
都会の喧騒から逃れ、静かな海辺の町に移り住んだ老作家、海斗。彼は都会での競争社会に疲れ果て、心の安らぎを求めていた。しかし、この町もまた、過疎化と高齢化が進み、活気を失いつつあった。
ある日、海斗は海岸でゴミ拾いをしている少女、陽菜と出会う。陽菜は町の未来を憂いながらも、自分にできることを精一杯行っていた。彼女のひたむきな姿に心を打たれた海斗は、陽菜と共に町の活性化に取り組むことを決意する。
二人はまず、地元の特産品を使ったマルシェを開催することにした。海斗は自身の知名度を活かして宣伝を行い、陽菜は地元の生産者たちと協力して商品を準備した。マルシェは大盛況で、町の人々は久しぶりに笑顔を取り戻した。
しかし、マルシェの成功は一時的なものに過ぎなかった。根本的な問題である過疎化と高齢化は解決しておらず、町の未来は依然として暗い影を落としていた。
そんな中、海斗は陽菜から一冊の古い絵本を見せられる。それは、町の創設者たちが力を合わせて困難を乗り越え、この町を築き上げてきた物語だった。絵本を読み終えた海斗は、あるアイデアを思いつく。
海斗は、町の歴史を題材にした物語を書き始め、それをオンラインで公開することにした。物語は、創設者たちの相互扶助の精神、困難を乗り越えるための相互理解、そして未来への希望を描き出すものだった。
物語は瞬く間に拡散され、多くの人々の心を打った。そして、都会に住む若者たちが、物語に感銘を受けてこの町に移住してくるようになった。彼らは、海斗や陽菜と共に、町の活性化に新たな風を吹き込んだ。
町の風景は少しずつ変わり始めた。空き家だった古民家は改装され、カフェや工房として生まれ変わった。若者たちは、地元の伝統文化を学び、それを新たな形で発信して
海斗は、町の変化を喜びながらも、あることに気づいた。それは、この町が抱える問題は、何もこの町に限ったことではないということ。現代社会全体が、競争と孤立を深め、人々は心の繋がりを失いつつある。
海斗は、物語を通して伝えたいメッセージを明確にした。「私たちは一人では生きていけない。互いに尊重し合い、理解し合い、助け合うことで、より良い未来を築くことができる。」
彼の物語は、多くの人々の心に響き、社会全体に小さな変化の波を起こし始めた。それは、相互尊重、相互理解、相互扶助の精神が、再び人々の心に灯る兆しだった。
#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #ショートショート#パンダ大好きポッさん #名も無き小さな幸せに名を付ける