自己犠牲をやめるのが一番難しい
前回の記事にも書きましたが、パニック障害の方は機能不全家庭で育ったことで生きづらくなる価値観を身につけています。
機能不全家庭で生活するには必要な価値観だったからです。
大体の場合は以下の性格を身につけます。
・自己肯定感が低い、自信がない
・自分を卑下する
・他人の評価を気にする
・完璧主義
・自己犠牲の精神
これらの性格が悪いわけではなく、行き過ぎてしまっているのが問題です。
そこで認知行動療法を用いて、偏った価値観を解き放していくのですが、自己犠牲の精神だけは本当に難しいです。
自己肯定感が低いとか自分を卑下するのは、あくまでも自分が自分に対してやっていることです。
自分はダメな人間なんだ
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これを『自分はダメな人間じゃないと自分が思えばいい』だけです。
もちろんそのようになるには練習が必要ですが、極端な話、自分がダメな人間なのかそうではないのかは自分が決めればいいだけのことです。
人の目を気にするとか、完璧主義
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『自分は周りからどう思われようが関係ない』となればいいのです。
これに関してももちろん練習が必要ですが、周りからの評価が高かろうが低かろうが、自分の評価を自分で決めてしまえばいいだけのことです。
しかし自己犠牲の精神だけは違います。
家族がもめないために、仲間が喧嘩しないためにと人のために行動しているるからです。
家族がもめないように自分のやりたいことを後回しにしてでも家族の平和の為に家事や炊事をやっておこう。
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これは『自分の周りが喧嘩しようがもめようが関係ない』とならなければなりません。
これだけかなりハードルが高いのです。
なぜならば、幼少期から機能不全家庭で育ったことで、親がアルコール依存性や暴力、夫婦喧嘩を常に見ていましたから、周りがもめることに対してかなり過敏に反応してしまうからです。
さらに厄介なのは機能不全家庭は何十年経っても変わりませんから、毒親はいつまでもアルコール依存性だし、DV夫のままなので、自分たちの身の安全すら担保されていません。
前の記事にも書いたように認知行動療法をやって成功体験を反復することで、完璧主義や人の評価は必要ないと気づけます。
しかし自己犠牲だけは毒親の存在がいる以上、未だに必要なままなのです。
家族がめちゃくちゃになろうが関係ないとでも思えない限り。
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