見出し画像

【Crypto KOL】NFTをコミュニティのメンバーシップとして使う意味があるか?

(【Crypto KOL】は、TwitterなどのSNSでWeb3、Crypto、Blockchain分野のKOL(著名の投資家、ホルダー、プロジェクトの創立者、発信者などの発言や分析などを紹介するシリーズです。※投資見解発信や勧誘を目的としておりません。 最終的な投資意思決定は、ご自身の判断でされるようご理解ください。DYOR!)

mysoundwise.comの創立者、NFTのクリエイターのTaschaさんがNFTでメンバーシップについてのツイトを紹介

意味のない NFT の「メンバーシップ」の使用例を数多く目にします。
ユーザーのグループを識別するためにトークンが必要な場合は、複数の特徴次元でユーザーを識別する必要がある場合にのみ、NFT を使用することをお勧めします。それ以外の場合は、代替可能なトークンを使用することをお勧めします。

たとえば、シルバー、ゴールド、プラチナの階層を持つ「段階的なメンバーシップ」を作成したいとします。これは、1 つの数値で完全に表現できる 1 つの特徴次元にすぎません。
たとえば、
ウォレットに< 5 XYZ トークンを保持しているユーザー = シルバー
5 - 10 トークン = ゴールド
> 10 トークン = プラチナ

そのためにNFTは必要ありません。代替可能なトークンは流動性が高く、導入コストが低く、すべての人の生活を楽にします。
NFT が有用になるのは、 > 1 次元でユーザーを区別する必要がある場合のみです。しかし、率直に言って、実際にそれを必要とする多くのユースケースは見たことがありません。

ユーザーにとって感情的/認知的価値があるように、NFTに写真を添付できることは認められています。しかし、少なくとも、代替可能なトークンと代替不可能なトークンを選択する際に、他のコストと実際に必要なトークン機能を比較検討してください。

https://twitter.com/TaschaLabs/status/1566181693878259712

確かに、メンバーシップのランク分けでみればFT(代替可能なトークン)を発行し、保有数で簡単に区分できます。発行コストも安くて、さらに、このツイトに言及していなかったFTによるガバナンスへの参加も可能です。例えば、コミュニティを管理/運営に関する議題などをSnapshotを通じて、FTの数に応じた投票ができます。

(参考:Snapshotのサイト)

メンバーシップをNFTのならではの特徴、メリットを考えてみました。

  • メンバーシップの所有権の履歴を追跡しやすいです。

  • 会員数を管理しやすいです。NFTの発行数=会員数

  • ランク分けしたい場合は、NFTに色付けすれば、対応できます。

    • 例えば、 シルバ会員のNFT背景を原色に、ゴールド会員のNFT背景をゴールドに、プラチナ会員のNFT背景を虹色にします。

  • FTより簡単に運用できます。売買などの流動性プールを作る必要はないです。(P2Pの取引を除き、一般的にはFTの交換(Swap)がDEX上の流動性プールが必要です。)

  • 精神論になりますが、NFTはメンバー間の一体感や会員であることの満足感などの表明にもなります。ある意味、オンラインのユニフォーム的なものです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?