2020.10.27(火) 俳句媒体の変革期①

昨日今日はバッサバッサと溜まっていたことを片付けていたのでそれなりに忙しかったのですが、パソコンと睨めっこの地味な1日でした。そんななか嬉しいことに、文学の森『月刊俳句界』と本阿弥書店『俳壇』の11月号に不器男忌俳句大会の案内を掲載していただきました。俳句ではいくつか有名な総合誌があるのですが、掲載いただいた雑誌は見渡しを広く持てる編集者がおられるようです。それにしても、愛媛県でも高知県の県境、四万十川源流の松野町まで視野を広げていただき本当に有難い限りです。


また同じく『NHK俳句』11月号でも不器男忌俳句大会の案内を掲載していただけるようです。『NHK俳句』は、昨年12月号でも「旅を詠む」のコーナーを松野町特集で飾っていただきました。バックナンバーはAmazonや公式HPから手に入れるようです。

NHK俳句最新号の11月号のテーマは「動物俳句の音」。動物に着目した特集という新たな切り口が面白いです。表紙にある「跳び箱の突き手一瞬冬が来る」の作者の友岡子郷さんは大学の先輩で、学生時代にお手紙とサークルで作っていた俳句同人誌を送ると丁寧な手紙をいただいたことが嬉しいです。甲南大学文学研究会の部室には友岡子郷さんの句集が棚に収められていました。

月刊俳句界は数ヶ月に一度、担当者さんからお電話をいただき、とても感じの良い方です。今号の特集は「今もひびく昭和の名句」ということで、明治生まれで昭和に活躍した俳人の特集でした。明治生まれ昭和初期に活躍した芝不器男がその特集に入っていないのは残念ですが、50人もの俳人が一挙に取り上げられているのは圧巻です。月刊俳句界は、人に注目した特集が多く、俳句史に興味のある私にとって良い雑誌です。

俳壇の特集は、「飯田龍太にまなぶ」で、小野あらたさんや、大塚凱さんなど私と同世代の作家も執筆しています。横井来季さんの作品も掲載しているなど、比較的若い世代にもスポットライトをあてていただける雑誌です。若い世代には有難いですね。

雑誌は半月ほど先取りするので、もう年末という気分をいち早く届けてくれます。寒くなる季節は本を楽しみたいです。

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