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不適切にもほどがある!第5話 謎が全て明かされ、涙腺が崩壊しそうになった

 第5話にして山場を迎えましたね。この回が神回という声もちらほら聞こえますが、私も異存はありませんし、ベタながらも泣きそうになりました。

第5話のサブタイトル「隠し事をしてはいけませんか?」

 犬島渚と小川市郎が働くEBSテレビの一番組「プレサタ」ですっかり八嶋智人が調子に乗っております。ただでさえコンプライアンスにはうるさいこのご時世、しかもメインMCが6股問題で騒がせた後、山本耕史も過剰なまでに神経質になっております。「問題が起こった後では遅いんだ!!」とばかりにスタッフだけではなく出演者にもGPSで監視されております。

 私の会社でも社用のスマホを社員に持たせておりますが、そのスマホに監視装置を導入するのか迷っております。セキュリティーにうるさくなった今では会社のパソコンに監視装置を導入するのが当たり前になっていますが、スマホに入れるのに躊躇しています。社用のスマホなのに四六時中ネットやゲームばかりでは問題です。しかし、スマホに導入されたら通話履歴や位置情報までまるわかりです。こちらの方が問題な気もしております。

 こうして八嶋智人のスマホにGPSが導入されました。収録が終わるとスカイツリーの前で怪しい反応を見せております。必ずスカイツリーの前で決まって2時間止まっております。スタッフによると八嶋智人は怪しげな看板のある建物に入っていくではありませんか!

 彼は山本耕史からの追及を受けるが、実はけん玉のコソ練をやっていたのです。山本耕史は今の時代は「けん玉」と言っているのを八嶋智人が真に受けて、人知れず練習していたのです。そういう影の努力を見られるのが嫌で何事もなかったかのようにMCを勤め上げるのが彼のポリシーだったのです。「何事もなかったかのように」これは簡単そうで簡単ではないのです。普段からのたゆまぬ努力が必要なのですが、いかにも作ってきましたではだめだというのが、彼の美学なのです。

 隠れた努力と言いましょうか、無理やり感は否めないが今回のサブタイトルにぴったりなテーマです。

ついに、謎が明かされた

 前回唐突に現れた渚のお父さん「犬島ゆずる」こと古田新太さんが怪しげなチューブをつけて小川市郎に「お父さんですよね」と声をかけて謎のまま次回に続く、さらには次回予告で久々に現れたハイテンションの錦戸亮、「貴様!!なんてことをしてくれたんだ!」と錦戸亮にタックルをお見舞いする阿部サダヲ、第5話が大きな山場になること間違いなし、この界隈の考察班も蠢き始めました。

 考察というよりも確定事項といってもよいでしょう。以下をまとめます。
 
・小川市郎の娘は小川純子である。
・犬島渚の父は犬島ゆずるである。
・小川純子は大学4年生の時にマハラジャの黒服である犬島ゆずると結婚した。そのころの犬島ゆずるを錦戸亮が演じており、38年後に古田新太となって登場した。
まとめると犬島渚のおじいちゃんは小川市郎である。

 小川市郎と犬島渚の関係が活発に考察されておりましたが、これで確定されました。純子と結婚したのはムッチ先輩でも令和から来たキヨシでもないということでしたね。

 それにしても、スケバン刑事や毎度お騒がせしますを彷彿させる純子が、思い切りバブル期の女子大生になってましたね。ただ、川島なお美が青学にいた女子大生ブームはバブル期より少し前ですよね。さらに言えば純子が大学4年で結婚したころは、1990年の平成初期でバブルが崩壊し始めているので、女子大生ブームは思い切り下火なんですが、この時期ではまだまだジュリアナやマハラジャが存在してワンレンボディコンなんてあったのでしょうか?

 私はこの時代に中学生となり楽しい時代を迎えたと思ってますが、あのような世界を経験したことがありません。もう10年経つ頃に私も大学生となり社会人となるのですが、就職氷河期とかロスジェネ世代と言われてます。

 そんな風にして純子と犬島ゆずるは出会い、駆け落ち同様の形で渚が生まれる。昭和と令和でのタイムスリップの間にこんな時代があったのです。

 令和の時代に行った小川市郎に犬島ゆずるが「お父さんですよね」といったそばから、しきりに頭を下げ続けます。そして、渚と二人で女性問題だの何だのとわけのわからない嘘をつき始めます。

 犬島ゆずるは純子と結婚後見事にバブルは崩壊し、黒服から足を洗うことを余儀なくされ、家業の仕立て屋を継ぎ33年間続けていました。仕立て屋としてのデビュー戦、一番最初の背広は「お義父さん」である小川市郎にプレゼントすると決めています。東京から新神戸までの新幹線の往復チケットをつけて、手紙をしたためながらその時を心待ちにしておりました。そんな心のこもった手紙を頑固な小川市郎はどうしたのでしょうか?感動的なミュージカルを古田新太が錦戸亮が歌っております。

 そして38年の時を超えて、小川市郎が古田新太扮する犬島ゆずるの仕立て屋さんを訪れます。そこに置いてある写真にはなんと小川市郎が犬島渚をだっこしております。無理やり純子に神戸まで連れて来られて背広の採寸まで終わっています。これが仕立て屋のデビュー戦、慣れない仕事で黒服の時みたいにかっこよく決まらず、ボロボロなスタートで新幹線の最終に間に合いませんでした。

 1995年1月16日、犬島ゆずるにとって一世一代のデビュー戦、深夜に及ぶ激闘でした。

 あれから30年近くの時が経ち、ついに背広をお義父さんに渡すことができた。「娘が結婚し、ダンナと喧嘩して仲直りし、孫をだっこできるそれが一通りできるわけだ。楽しみだ!!」、「で、背広は?」

 小川市郎が背広をバシッと決めて、1本のタバコをうまそうに吸う。かっこいい!!実にカッコいい!!

 タバコは昭和の悪しきシンボルだったが、こんなカッコよく描かれとは。確かにタバコがカッコいいという声もあったぐらいだ。

 時を超えてお義父さんに感謝の気持ちを伝えることができる。5話にして神回といってもよいのでしょうか?思わず私も泣いてしまいました。

 それにしても、写真に書いてあるこの日付はいったい何なのでしょうか?

 渡せなかった心を込めて仕立てた背広、お義父さんの背広を時を超えて渡すことができた魂のメッセージ。

 中盤にして涙腺が崩壊、背広を渡すだけで涙が出るのか?行間に何がかかているのか。もう何も考察したくない。この物語はどこへ向かうのだろうか

 

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