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ついに

じじです。名古屋 栄のメンズコンカフェPhantom Catでお給仕しています。
じじには大学に友達がいない。
これが本当に1人もいない。
別に人生でずっと友達がいないかと言ったらそういったわけではない。
だから正確にいうのであれば、大学に入ってから友達が1人もいない。
大学の人ラインを知っているのは1人だ。
この子は、履修登録の説明の時に席が隣になった子で、何かと必修の授業が多い一年生の前期は割としゃべっていたのだが、本当に同じ講義の時喋るという感じで、いっしょにお昼を食べるわけでもなければ、同じサークルに入るわけでもなく、
よっ友って感じだった。
そんな彼と、春休み明け久々に会った。
じじは、垢抜けたのがメンコンに入ってからなので、フルメイクのじじを
見るのが彼は初めてだった。
連絡とるわけでもなかったから。
講義が終わった後に話しかけて、ひさしぶりなんて話して、
次の講義が一緒で一緒に行くもんかと思ったら、俺友達と行くからって
まぁ、向こうのサークル活動が充実してきた頃からいつ捨てられるかなとは思っていたけど。
そんなこんなでついに、大学で一言も喋らず、1日が終わろうとしている。
みんなには、友達を作れと言われているけども、そもそも友達の作り方なんて忘れた。
というよりも、スタートダッシュ躓いた人間が友達作るのは難易度馬鹿上がりしている。
もうできた輪には入ることはできないから、まず友達にしようとする人の頭数が減る。
誰かが言っていたが、大学に入ってからの友達に真の友達などいないらしい。
それなりに世間体も覚えて大人になってからの友達なんて、周りに合わせたりもあるだろうし、本性を出せる人が友達になる率なんてどれくらいかわかったもんじゃない。確かに一理あると思った。
というよりも、20超えたらもうそれはアルコールが友達になっているだけらしい。じじはまだ知らない世界だけど。

じじは、講義が始まる前のみんなが喋っている声を聞くのが嫌いだ。
講義前も直前までイヤホンをつけている。
イヤホンを外すと、この世界で一人ぼっちになっている気がして、
心が締め付けられそうになって、
なんでみんなにはできて俺にはできないんだって。
別に、地元には親友はいるし、わざわざ大学生活を凌ぐためだけの友人なんて作ったところで1人の方が気楽っちゃ気楽。
わかるけど、いかんせん寂しい。

でも勇気を出そうとしたのもじじつで、何個か講義が同じになったことある子が1人で座ってたから、喋りかけようとはしたんだけど、
他の人に喋りかけられちゃって声をかけるのをやめた。
しかも、そこで友達になってんの。
はぁ。
こんな暗い話してもしょうがないから、少し話を変えると、
所詮こんな人間なわけです、じじなんて。
別にただの、よくある大学生のイメージに当てはめた大学生が何者かに見えてしまう、こんな人間に価値を見出してくれる姫様には感謝しかないし、
もしこんな人間がメンコンで高い場所まで登れたら、
そんな主人公カッコ良すぎるっておもうから
これからも頑張っていくだけなのです。



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