【5月30日】取り立てて特徴のない18才フリーターと、彼の日記 「祥さんと遊ぶ②」
今日、バイトが終わって家でまったりしていたら、いきなり祥さんから電話がかかってきて遊ぶことになった。
そんで車でガストに行ってダベった。
正直、まだオレは祥さんのことがよくわからない。
ガストではいつの間にかオレのバイト内での恋バナになっていて、なぜか話の流れが、オレが川合さんに告らなければいけない方向になっていった。
とても強引に。有無を言わさない勢いで。
祥さんの目的は何だったんだろう。親切心か、単にバイト内で面白いネタを作ろうとしただけか…。
とにかく、川合さんに告るのは無理です。
祥さんからしてみれば告ることは大したことじゃないかも知れないけど、何たってオレは今まで生きてきた中で一度も告ったことがないのだ。その初告白を、本当に好きな人ではない人に、しかも周りに流されてするようなことは、絶対にしたくない。
オレ自身もイヤだし、何より相手に失礼だと思う。
前回 祥さんと遊んだときは、彼の恋愛経験とか友達との遊びの話に対して多少引くこともあったが、それはそれで、そういう話も聞きたいというか、いわゆる「そっち系の人達」と関わってこなかった僕には良い刺激になると思ったりした。
でもオレは、そーゆータイプの人と付き合うことで、自分のしたくないことを流れでしてしまうようなことはしたくない。絶対に。
祥さんとは良い関係でいたいけど、どうしても難しい場合は…、
やっぱりオレには「そっち側」は合わないということだろう。
それなら別にオレはよい子ちゃんでいいと思う。
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