【5月22日】取り立てて特徴のない18才フリーターと、彼の日記

今日から小麦屋のバイトは朝シフトになった。

しかし、恐ろしいことに、いきなり初日から大寝坊をこいてしまった。7時からなのに起きたのが6時53分だった。
さらに恐ろしいのは、それでもギリ間に合ったということだ。

朝からバイトに入ると夕方からかなりヒマだということに気づく。早めにもう一つバイトを探そう。

夜、めずらしく後藤から電話がかかってきた。知らん間に間違えてこっちから電話をかけていたようだ。なんでも、後藤は大学での生活がつまらないらしく、今週末も名古屋に帰ってきてたという。
とりあえず、向こうでの生活は不満だらけだそうだ。
一人暮らしで大学生、しかも立命館に通っているなんて、オレからしてみればうらやましい限りだが、実際、一人暮らしは寂しいのだと言う。

どうなんだろう?
オレもこの二か月弱、実家を離れて何人かの家を転々としてきたが、正直、誰かと一緒に住むということのストレスは少なくなかった。もちろん一人暮らしをしたいという気持ちはあるが、いかんせん金銭的に余裕がない。バイトの初任給だってまだ先だし。
とりあえず、多少の不便はあっても今はこの家に留まり、金を貯めることに専念しよう。

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