人は変われる


人って変われるんだな
その気になったらたった二年で変われる。人生に対する考え方が180度変わる。「私なんかいなくてもいい」と思って毎日過ごしていたけど、今は「この美しい景色を死ぬまで何回見れるだろう」と考える。

しかし、「自分が変われる」と「相手は変われる」は違う。
人は変われるというのを誰かに当てはめるのは良くない。というか無駄である。そういう期待はただ自分を苦しめるだけである。期待は自分にだけ向けたほうがいい。


ではなぜ私は変われたのか。(変われたかどうかなんて150%主観的な判断だが、別に誰のためにやっているということでもないのでそれで良しとする。)

・作品からヒントを得た。
 映画、本、アニメ、youtube、人との会話を通して、心に響く言葉を反芻した。人は人によって磨かれる。
「仕事、お金、人間関係、幸せ・・・人間の悩みっちゅうのはいつの時代も同じや。そんで本っちゅうのはこれまで地球で生きてきた何億、何十億っちゅう数の人間の悩みを解決するためにずっと昔から作られてきてるねんで。その"本"でも解決できへん悩みっちゅうのは何なん?自分の悩みは地球初の新種の悩みなん?自分は悩みのガラパゴス諸島なん?」(夢をかなえるゾウ2/水野敬也)

・自省、内省により何度も反復して考えた。
 例えば、なぜ自分は生きづらいのか、なぜこうもネガティブなのかということを悲観的になって嘆くだけではなく、なぜ?という純粋な疑問から自分自身を紐解いていった。こうしていると自分の考え方の癖がわかり、改善すべき点が見えてくる。

・身の回りで起こる事象に対して客観的に考えた。
 例えば、誰かに心ない一言を言われた時に「この人はどういう意図でこの発言をしたのだろう」と考えたり、検索してみたり日記に書いて思考を重ねてみる。繰り返していると意外と冷静になれるようになる。

・過去を見つめる勇気、認める勇気があった
 幼少期の親との接し方を振り返っていた一年間は本当に辛かった。今まで両親のことは大好きで、言いつけをしっかり守り迷惑をかけない"いい子"であったために、反抗することにはかなりの抵抗があった。しかし生きづらさを調べていく上で、どうやらそこに原因があるかもしれないと思うと、本を読む手が止まらなかった。そして今まで服従してきたために反動もすごかった。
また、内省を繰り返すうちに自分の弱みも見えてきた。弱みが見えると、何を変えれば生きやすくなるかがわかってくる。個性は変えなくてもいいという考えも大好きなのだが、その個性で自分が苦しんでいては辛いので付き合い方を学べれば良いと思う。

ちなみに、僕のヒーローアカデミアに出てくる爆豪勝己少年の
「いつまでも見下してばっかじゃ自分の弱さに気づけねぇぞ」
という言葉が好きです。

・継続する力があった
 毎日3行いいこと日記を書き続けた。百均で買った小さなホワイトボードに自分が意識すれば良い言葉を書いて目に見えるところに貼っておいた。マイナス思考を働かせる前に外に出て散歩をした。

・好きなことをする、好きなものを食べる、部屋を好きな人で埋め尽くす。
 以前まで趣味がなかった私だが、趣味ができてから毎日楽しくなった。悪い依存が無くなった。

・生きるのを諦めなかった
 まぁ死ぬのが怖かっただけである。本当にドン底にいた時は、「これ以上生きていてもこの孤独の辛さに勝る楽しみや幸せなんて無い」と思っていた。でも死ぬ勇気が無かったので、じゃあせっかく生きなければいけないのならどうにかして楽しみたいと思った。その気持ちに突き動かされてこれらを実行できたのかもしれない。



変わりたいと思ったのは大学生の頃からだった。その時は自己啓発本を読み漁っていたが、今考えると何かにすがりたかっただけかもしれない。この本が私を劇的に変えてくれる・・!といったように。


もちろん、人によってやり方は異なるだろう。私はたまたま心理学と出会って人はどういう思考をするのかということに興味を持っていたから自分自身をも客観的に見られたというのもあるかもしれない。



改めて、自分の努力と周りの環境に感謝したい。

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