子供の趣味を親がコントロールしてはいけない
「ゲームばっかりやってないで少しは体動かしなさい」という叱り方をする人がいる。
また、スポーツで結果を出した子供にご褒美を与える親がいる。
私はスポーツもゲームも特に好きではないのでフラットな目線で思うのだが、ゲームだろうがスポーツだろうが「睡眠」「食事」「道徳」など人間として身につけるべき事の外にある趣味の世界に過ぎない。
最低限の運動は学校の体育の授業でやっているのでそれ以上の運動は好きならやれば良いという程度の事だと思う。
(もちろんゲームをやり過ぎるのは良くないだろうが、これはスポーツにもいえる事で、何事もやりすぎは良くない。)
例えば冒頭の叱り方を趣味がスポーツの子供とお笑い好きの親という構図に当てはめてみる。
「スポーツばっかりやってないでコントの一つでも考えなさい」とか、お笑いラジオでメールが採用されたらご褒美をあげるとか。
とても違和感のある指導にしか感じない。
趣味のひとつに過ぎない運動に対して何故か重要な物と思い込んで押し付ける人間が一定数いるのである。
趣味に対して親が叱る、褒美を与えるなどしてコントロールしていては子供は恐らくその趣味を嫌いになり、成長の芽を潰してしまうだけではないかと思う。