何故親を巻き込むのか?

先日、子供の幼稚園にて運動会が開催された。
コロナによる制限が解除されてきて初めての運動会である。
さすがに以前の様に朝から場所取りのために並んで、お昼はお弁当を家族で食べ、1日がかりの誰も得しない運動会に逆戻りというわけではないが、それでも「何故そこのシステムを元に戻すのか?」と疑問に思う点がある。

まず、コロナ期間中の運動会は学年毎に競技がまとめられていた為、我が子の競技だけを見に行き、終わったら帰るということができた。
しかし、何故か今年度からは学年をバラけさせている為、無駄に幼稚園に滞在しなければならないのである。
知らないおっさんの草野球の試合なんて見たくもないのと同様、特に知人でもないうまくもない人間のスポーツなど見れた物ではない。
この事を考えると、運動会など我が子が出ている時以外の炎天下でただただ待たされる時間は苦痛でしかない。

また、コロナ明けで復活してしまった無駄な運動会行事に親子競技というものがある。
子供といっしょに何かをするというならまだしも、今回行われた親子競技は子供が綱引きをした後に親の綱引きが開催されたのである。
この、スポーツにおける親を巻き込むハラスメントは運動会に限らず習い事などでも起こるが、このコンプライアンスの時代に有無を言わさず参加させようとする事象は犯罪に値するのではないかとすら感じる。
例えば、子供の合唱会で子供が歌い終わった後に、「では次はお父さんお母さんの歌う番です」といって無理矢理にステージ上がらされて合唱をさせられたら反発する親はたくさんいるのではないか?と思うのである。

スポーツにだけ許された巻き込みハラスメントについてもっと世間は声を上げていって欲しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?