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自分を傷つける相手と一緒にいるのを選んでいるのは、自分。

オリジナル記事掲載日:2020年11月7日

「どうしてわたしが好きになる人は
段々わたしへの扱いが
ぞんざいになって行くんだ」

「あの人と一緒の家は嫌だけど、
出て行くお金がないから仕方ない」

そう思っていた時期が
わたしにもありました。

* * *

「自分を傷つける相手と
一緒にいるのを
選んでいるのは、

自分なんだよなあ」

過去の自分を振り返ると、
ほんとそう思います。

「そんな言い方するか??」
って思う上司の下で
働くのを選んでいたのも
自分だし……

「何でこんな人と
付き合っているんだろう。
でも好き!!」
と思いながら恋人と
別れない選択をしていたのも
自分だし……

「こんな家出て行きたい!
でも経済的な理由で出られない」
と思いながら、
本気でお金を稼ぐために
全く動かなかったのも
自分です……
(アイタタタタタタ……)

* * *

「自分の人生は
自分が選んだもので
つくられている」

という話をすると、

「全部私のせいだって
言うんですか!」

と怒る人がたまに
いらっしゃるんですけど、
うーん、そうじゃなくて。

全責任があなたに
ある訳じゃなくって。

そんなもん、
殴る夫がいたら
その殴っている夫が
一番悪いですよ。

人を殴るまでに至る
幼少期のつらい思い出とか
精神的な理由とかは
あるでしょうけども。

でもやっぱり、
「殴るあの人」と
一緒にいることを
選んでいるのは
自分なんですよね。

「ここから出て行ったら
殺されるかもしれない」
と思うほどの心理的支配を
されている場合は
なかなかそう簡単に
言えませんけども。

暴力とか欲求って、
エスカレートするものなんです。
だからその、
「出て行ったら殺されるかも」
段階になるまでに、
そこまでエスカレートする前に
できることがあったのでは……
と考えてしまうんですよね。

そうなる前の段階で
「まだ大丈夫」
とスルーしたのは、
自分の選択なんです。

「大丈夫」
「やさしい所もあるし」
「わたしがちゃんと
正しくしてれば

直ってくれるはず」って。

わたし自身は
「殺されるかも」
までの暴力は
受けたことはないです。
それ以外の暴力的なやつは
受けたことがありますが
(こんな誰でも読めるところで
そんな話は詳細にできない)。

「逃げればいいのに」って
簡単な話じゃないのは
理解しているんです。
「こんなの逃げられないよ」
と思ったこともあるから。

それでもやっぱり、
人生は自分の選択の
積み重ねでできていると
思うんですよねえ……。

なんで自分を傷つける相手と
一緒にいるのを
選んでいるかと言うと、

おそらく自分が自分のこと
嫌いなんですよね……。

「自分なんてこの程度」
と思っているから、
ひどい人と一緒にいても
ガマンしてしまう。

「だってわたしには
そのくらいの価値しかないし」

「この人ぐらいしかもう、
わたしを受け入れてくれる
人はいないし」

って思うわな……。

少なくとも、過去のわたしは
そうでした。

「どう言ったら伝わるだろう?」
「どう言ったら、あなたが
責められている気持ちにならず、
これを伝えることができるだろう?」

っていつも思いながら、
こんなブログを書いています。

ごきげんよう、さようなら。

2022年追記:
これは未だに悩んでいる
テーマのひとつです。

最近はだいぶ大人になってきて、
「もう話を聞かない人は
こっちが何言っても
絶対聞かんな」
という悟りを開いて
きたんですけども。

“サジを投げられるほど
人の話を聞き入れないのも
また、その人の選択”
ということで。

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