境界性パーソナリティ障害を本気で治したいと考えた結果【寛解前・33歳当時の記事】
前置き(2021年現在の私の文章)
私は約24年「境界性パーソナリティ障害」という精神疾患(障害)を患い、4年前(34歳)の時に寛解(かんかい)した者です。
病気の具体的な症状は下記の記事でご確認ください。
「寛解した(症状が穏やかになること)」と言っていますが、ほぼすべての症状が出なくなったので、人からは「それはもう寛解ではなく『完全克服』しているのでは?」「寛解前の様子が想像できない」とよく言われます。
なのでここ最近は、昔のブログから寛解前の過去記事をnoteに転載し、当時の様子をお届けしております。
つい最近「病名を診断される前日の記事」を再掲したので、よろしければこちらもあわせてご覧ください。
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ここから先は2016年7月17日に第1稿を書き、2017年5月に一部追記した文章を載せていきます。それではどうぞ。
ここから当時の原稿
わたしは「境界性パーソナリティ障害(境界性人格障害)」を診断された者です。
英名Borderline personality disorder、略称BPD。
元の名称は「境界例」だったとか。ボダとかボーダーとかいう俗称もあるようですね。
この記事では、
・どうやって「境界性パーソナリティ障害」の診断まで至ったか
・本気で治したいと思った結果、どういう考え方や行動をしてきたか
というのを書いていこうと思います。
要するに体験記です。
わたしは自分の病気に関する文献や心理学の文献を、自力もしくは人の力を借りて沢山読んできただけの素人ですので、「こうすれば治るよ!」という話はしません(というか、出来ません)。
同じ悩みで悩んでいる方や、パートナーがBPDであって悩んでいる方々の、
何かの参考になればいいと思ってこの記事を書いています。
ですので、具体的にご相談に乗ったり、カウンセラーのようなことは出来ません。
あらかじめご了承ください。(きちんと専門家を頼ってください)
この記事では病気の詳細な説明はしませんので、症例について詳しく知りたい方は下記をご覧下さい。
→【境界性人格障害について調べてみました】
とりあえず本日時点でのわたしのスペックを書いておきます。
============
・32歳(もうすぐ33歳)女性
・自営業
・未婚(パートナーあり)
・2年前(30歳)に心療内科から正式に診断を受ける
・BPDの疑いを受けたのは高校生時点
・おそらく発症は10歳(小学5年)頃
・自傷、ODの経験あり
・病気の症状は現在ほぼ落ち着いているが、完治はしていない(自己診断)
============
それでは、順に語っていきます。
(※正式には「精神障害」という言い方が正しいようですが、「精神疾患」という呼び方が広まっている気がしたので、今回のタイトル表記にしました)
どうやって「うつ病」誤診から「境界性パーソナリティ障害」の診断に至ったか
精神疾患というのは似通った症状が多く、身体の病気に比べて「ここが悪いからこの病気!」と断定するのが難しいため、
「とりあえずうつ病」を診断される傾向にあるようです。
といっても自分自身の経験としては島根県松江市内の心療内科(個人医院やクリニック・総合病院含む)しか受診していないので、県外や都会の心療内科のことは分かりません。
ただ、双極性障害の方の「誤診された」という体験記も読んだことがあるので、うつ病以外の精神疾患は誤診されがちである、という印象があります。
といっても一般の人は普通、うつ病以外の精神疾患があるということすら知りません。
わたしの場合は、高校生の頃に通っていた心療内科のクリニックで
「境界性人格障害の疑いがある」
と言われたので、あらかじめその病気の存在を知っていただけです。
すぐ診断に至らなかったのは
・思春期特有の不安定さである可能性がある
・この時期に精神障害を診断してしまうと、将来の就職活動などに影響が出るかもしれない
という当時の主治医の判断でした。
ところが20歳を過ぎても30歳を過ぎても精神不安定が治らず、セカンドオピニオンとして他の心療内科に行っても「(軽度の)うつ病」と診断され、それなのにうつ病の薬を飲んでもまったく効きません。
なので自分で“境界性パーソナリティ障害”の文献を調べました。
そこには、自分の性格だからしょうがないと諦めていたことが「病気の症状」として列挙されていました。
文献を読み、自分の過去や症状(困っていること)を振り返り、
「やっぱりこれは境界性パーソナリティ障害ではないか?」
とある程度確信を持った上で、再び心療内科を訪ねました。
そこで晴れて(?)「境界性パーソナリティ障害」を診断された訳です。
ほぼ9割の条件が揃っていたとしても、素人判断で自分の病気を診断するのは良くないとわたしは考えます。
心の病気は多様性があり、しかも目には見えないものなので、身体の病気より誤診が起きやすいです。
単純に「ものすごく落ち込んでいる」「死にたい気持ちである」とだけ伝えると、うつ病と診断される可能性が高いです。
うつ病の薬が効かないのであれば他の病気を疑い、主治医に相談しても快方に向かわないなら病院を変える・自分で文献を調べるなどをしましょう。
自分で自分の病気と向き合い、しっかりと症状を伝えなければ、精神科医はちゃんとした診断ができません。
「あの先生のせいで治らなかった」としても、損をするのは患者自身です。
自分(もしくは、そばにいる患者)のために、しっかりと病気を学びましょう。
境界性パーソナリティ障害は抗鬱剤で治らない
とりあえず“うつ病”を診断されると、とりあえず“うつ病”の薬を処方されますが、
うつ病の薬で境界性パーソナリティ障害は治りません。
興奮した気持ちを落ちつけたりなど、落ち込んだ気分を少し明るくするなど多少の効果はあるようですが「治る」ことはないとのことです。
(これはわたしの診断をした心療内科医が言っていました)
余談ですが薬の効き方も個人差があるので、わたし自身は「気持ちを落ち着ける」「落ち込んだ気分を明るくする」などさまざまな薬を処方されましたが、全てにおいて異常に眠くなるだけでした。
“不安定な感情を落ち着け、仕事をきちんとできるようになる”がわたしの目標だったので、薬を飲むたびに眠くなっていては話になりません。
むしろ寝すぎて落ち込みますし。
なんやかんやで、わたしは今のところ向(抗)精神薬はまったく飲んでいません。
しかしそれも、最終的な診断をしてくれた先生が「あなたには通院も薬も必要ない」と言ってくれたからです。
素人判断での断薬は危険を伴いますので、薬が合わない(効かない)のなら担当医に相談しましょう。
中にはどんどんキツい薬(効かない)を出したり、アホみたいな量の薬(効かない)を出してくる先生もいらっしゃいますので、効かない薬を延々と出してくる先生や病院からは逃げたほうが吉です。
そして、境界性は「色んな理論をこねくり回して他人をバカにする」という傾向があります。
かかった心療内科医をいったんバカにすると、もうその先生の話は耳に入らなくなります。
そうなると通院代とお薬代が無駄になるだけなので、やはり別の病院を探しましょう。
わたしは経済的に余裕がなかったのと、上述したように「通院も薬も必要ない」と判断されたので、通院せず自力で治す事を選びました。
ただし自力で治そうとするのはとにかくめちゃくちゃしんどいです。
症状がキツい方は、きちんと自分に合った病院を探す事をオススメします。
治すために一番大事なのは「治したい」という本人の気持ち
トップの絵にも書きましたが、境界性パーソナリティ障害は本人の「治したい」という気持ちが一番大事です。
(他の精神障害もそうなのかも知れませんが、わたしはこれしか知らんので)
検索でこの記事にたどり着いた方は「治したい」と思って読んでいるのだと思いますが、
あなたは、本当に「治したい」と思ってますか?
これはわたし自身の話ですが、過去のわたしは「つらいのは嫌だ、早く治したい」と口で言いながら、気持ちの上ではそう思っていませんでした。
自分はこのままでいた方が、家族/恋人/友達が側にいてくれる・優しくしてくれると思っていました。
自分のせいでこの病気になったんじゃないのに、何で自分が頑張らなきゃいけないんだと思っていました。
どうせ自分はこういう苦しむ人生がお似合いだ、自分は一生幸せになんてなれないと思っていました。
とても酷なことを聞くようですが、あなたの心にこれらの気持ちはないでしょうか。
症状が治まってきた今ならはっきりと言えますが、上記のようなことを思っている限りは一生治りません。
この病気を治すための特効薬や、すぐ治してくれる最高のカウンセラーや心療内科はおそらくありません。
何よりも本人の「治したい」という気持ちが一番大事なのです。
まずは心の奥底に向かって、「本当に治したい?」と訊いてみて下さい。
少しでも
“本当は治らない方がいい”
“どうせ治らないに決まっている”
という心があるのなら、まずはそれが何故なのか考えること。
そして、その心を癒すことが先決です。
完治ではなく、「寛解(かんかい)」をめざす
境界例に限らず全てのパーソナリティ障害において言えることですが、パーソナリティ障害は「完治」しないようです。
「寛解(かんかい)」という言葉をご存知でしょうか。
ガンなどによく使われる言葉のようですが、
完全に治った訳ではないけれども、症状が落ち着いていること・おだやかな状態
を指します。
わたし自身もそうですが、おそらく幼少期から発症しているので、病気の症状なのか個人の性格(人格)なのか分からない部分があります。
境界性パーソナリティ障害を深刻に悩んでいる人の多くは、いま、自分が嫌いで嫌いでしょうがないのではないでしょうか。
その嫌いな部分を全部治したい、消したいと思っていませんか?
「完治させたい」という気持ちは、前向きなようですが、自分を追い込むものにも変貌します。
良くならないから死にたい、と思ってしまいますからね。
目指すは、「ダメな所もあるけどまあいいや。とにかく生きていこう」と思える状態です。
ですからここで言う“治したい”とは「寛解したい」だと思って下さい。
親元から離れるのもアリ
境界例は「原因が親(特に母親)である可能性が高い」精神障害です。
幼少期に母親の愛情をしっかりと感じ取る事が出来なかった、そのような関係が結べなかった、等が原因ではないかと疑われています。
わたしも小学校に上がるか上がらないか位の歳から中学校2年生くらいまで
母親が家からいなくなる(たまに顔を見せる)という珍現象が起きましたので、境界例の発症は母親との関係が原因ではないかと考えていました。
(母親から愛されたかったという願望が『母親のせいで病気になった』という思いを生み出し、本当に精神病になってしまうという説もあります)
現在は和解(?)しておりますし、そもそもわたしは母が嫌いではなく、どちらかというと好きな部類だと思いますが、それでも「離れた方がいい」という結論を出しました。
おそらく幼少期の
「母の言う事を聞いたり、喜ぶ事をしないと、母がいなくなってしまう」
という恐怖から来ているのだと思いますが、母親の言葉に異常に敏感になるのです。その蓄積で暴れた事も何度かあります。
母は好きだけど、一緒にいては治らないと考えたので、離れて住むことを選びました。
(※2017年5月にふたたび親元へ戻っていますが、きちんと離れたのが良かったのか、以前より良好に過ごせるようになっています)
ただ境界例は「環境の激変」が苦手ですので、そのために症状が悪化することもあります。
あまり極端な環境の変化は避けた方が良いでしょう。
そういう手段もアリですよ、ということも覚えておいて下さい。
精神障害が深刻になる原因の一つに「選択肢が何もないという気持ち」がありますので。
「誰にも言わない方がいい」? 「話した方がいい」?
境界性パーソナリティ障害と診断してくれた先生は、「本当はこの病気は、親やこれから結婚する相手にさえも話さない方がいい」と言っていました。
しかしわたしは、信頼できる友人や恋人に話しました。
今のところは「話して良かった」と思っております。
「一緒に病気が良くなるように気をつけて暮らしていこう」という話になったので。
確かに病気を知って逃げ出す人もいましたが、
そんな人とは別に付き合いを続けなくて良かったな、と今は思っております。
ところで以前、お店(注:当時経営していた飲食店)をキッカケに知り合った英語翻訳家の方に、【BPDWORLD】というサイトの内容を教えて貰えますか、とお願いしたところ、アメリカの国立精神衛生研究所【NIMH】のBPDサイトまで調べて下さいました。
(ありがとうございました!)
その内容が興味深かったので、転載いたします。
ここにも、
・他の人と一緒に時を過ごすよう務め、信頼のできる友人や家族に打ち明ける。
という項目がありますね。
(まあ、アメリカの研究所が言ってるから正しいという訳ではないのですが)
やはり、信頼できる人になら言ってもいいんじゃないかとわたしも思います。
というかわたし自身は今ここに書いてるので、不特定多数の世界中に向けて話した事になりますね…。
まあ、何故ここに書く事にしたかというと、“症状がほとんど出なくなったから”です。
症状が出る渦中は、やはり気軽に誰にでも話せるような事ではありませんでした。
ブログで堂々と言うのも、フリーランスなので仕事に影響するかなと思ったので。
治療の為に「言う」のも「隠す」のもアリ、だとわたしは思います。
言う相手さえ、ちゃんと選べば。
一緒にいて苦しい人とは離れよう ~自己愛性パーソナリティ障害と相性悪すぎ~
これは当事者以外の方にも読んでいただきたい項目です。
全ての方に当てはまる訳ではないと思いますが、なぜか境界性パーソナリティ障害は自己愛性パーソナリティ障害と惹かれ合うことが多いようです。
そしてお互いボロボロになって別れることもまた、多いようです。
正反対の特徴を持つ人間が惹かれ合いやすいのはよくある話だと思いますが、
この二つの障害は以下のような正反対の特徴があるのですね。
*境界性パーソナリティ障害
・親の影響をずるずると引きずり続ける
・患者は女性の方が多い
*自己愛性パーソナリティ障害
・親の影響をはねのけられる
・患者は男性の方が多い
なので、カップルになりやすいのかなと推測します。
ただ、境界性は「他人のプライドに傷をつけて抉る」ことを非常に得意としますので、プライドの高い自己愛性にはこれが耐えられません。
また、自己愛性は「尊大な自分像があり、自分の意見で他人をねじ伏せる」特徴があるので、親の意見に左右され抑圧された境界性にはこれが耐えられません。
なんでこういう事を考えたのかというと、パートナーの一言と過去の経験がキッカケでした。
ネット上で“境界性人格障害”を検索すると、必ずと言っていいほど
「あいつらからは離れるべき」とか「ボーダー死ね」みたいな境界性人格障害を猛攻撃する記事が引っかかるんですよね。
だから自分は、一般の方からそう言われても仕方ない存在なんだと思ってました。
ということを現在のパートナーに言ったところ、
「そんな躍起になって猛攻撃する人も、精神病っぽい気がする」
と言われて、あ、そういう可能性もあるのか…と。
調べてみたら、境界性と自己愛で付き合ってぼろぼろになった事がある人、結構いる。
そして自分にもそれと思わしき過去があるな、と思い当たりました。
「境界性」に比べて「自己愛」は自己診断が難しく、自分が精神障害だと気づいていない方が多いようです。
また、境界性人格障害は「他人を巧みにコントロールしようとする」特徴がありますので、何の症状もない方の「精神障害を発症させる」という事もあるようです。
当事者ではない方で、境界性人格障害の彼女・元カノ等に異常に執着してしまう方は、自分も精神障害になっていないか気をつけてみて下さい。
「おかしいな」と思ったらまず病気について学び自分の性格に照らし合わせ、最終的には専門家をたずねる事をおすすめします。
(ちなみにわたしはただの患者で専門家ではありませんので、わたしに訊かないで下さい)
境界例の当事者で現パートナーが自己愛っぽいのに執着してしまう方は、「離れるべき」なんでしょうけど、言っても聞けないと思うので(わたしがそうだった)とりあえずボロボロにならんように、気をつけて下さいね。
仮にボロボロになっても、生きてりゃOK。(わたしがそうだった)
疲れたら、いったん「治療すること」から離れてもいい
先述しましたが、自力で治そうとするのはめちゃくちゃしんどいです。
家で一人で泣き叫ぶ事もあるし、自分が大事に想っている存在に八つ当たりして、あとでその罪悪感に苦しんで死にたくなったりもします。
布団にくるまったまま半日以上(酷ければ1日中)動けない時もあります。
その時に何が一番つらいって、「自分で自分を責めること」が一番つらいんですよね。
こんな病気になってしまった自分が悪い、とか。
そもそも病気のせいじゃなくて、わたしの性格が生まれつき悪いんじゃないか? とか。
「死にたい」「自分を殺したい」しか考えられなくなる時もありますし。
ノーノー。大丈夫大丈夫。生きてていい。生きてていいから。
“自分のせいじゃない”って思おうとすると、今度は親が憎くてたまらなくなりますしね。
わたしはお母さんのせいで病気になった筈だ。
なのに何でわたしがこんなに苦しまなきゃいけないんだ?
あいつのせいで病気になったのに!!
ってね。
大丈夫大丈夫。確かにお母さんも悪かったかもしれない。至らない所もあったかもしれない。
だけど、自分の人生は、自分が作れるんだよ。その気になれば出来る。
今は出来なくても、きっと未来に必ず出来る。
「治さなきゃ」って義務みたいになっちゃうと、苦しいんです。
なので、「治療」そのものが苦しくなったら、一旦やめちゃいましょう。
動きたくなくなったら、寝てればいいんです。
嫌なことが頭を巡って涙が止まらなくて眠れないよ! と思うけど、そのうち泣き疲れて寝ます。
病院がむかつくなら、行くのやめたってええじゃないか。
そのお金で気晴らしでもすればええじゃないか。
「治すための戦力を回復する為に、ちょっと休憩」と思えばええじゃないか。
RPG(ゲーム)だって、宿屋で体力回復するじゃないか。
でも仕事に支障が出ちゃう時は、ちゃんと職場や取引先に連絡しましょうね。
「病気だから何でも許される」訳ではないんで。
わたしは「病気に甘える」自分が嫌いだったので、嫌いな自分を少しでも好きになる為に、その辺の連絡はなるべくちゃんとするように頑張っていました。
(時々できなかったけど…)
境界性パーソナリティ障害は治らない病気ではない
「あなたの病気は一生治らない。そしてこれから一生孤独にその病気と戦わなければならない」
これはわたしを診断した先生が言った言葉です。
この言葉はしばらくわたしを苦しめる事になるのですが、最近、そうではない可能性が高いなと思い始めました。
これはとある文献に書いてあったのですが、境界例は大体35歳を境に減少する傾向にあるようです。
おばあちゃんになっても手首切り続けてる、みたいな人ってあんまり見ませんからね…。
やはり「若い人に多い障害」なのでしょう。
先ほども書きました翻訳家の方のメールにも、以下のような内容がありました。
年齢を重ねたことが良かったのか、相性のいいパートナーに巡り会えたのが良かったのか、最近買ったバッチフラワーが良かったのか、
(ネットで色々調べてたらすすめられてたので、病院に一回行くつもりで試してみました)
これまでの何が快方に向かわせたのか分かりませんけど、とにかくわたしは今どんどん、症状が落ち着いています。
やはり時々「境界性のアレか?」みたいな症状は出ますけども、前よりは全然軽いですね。
序盤でご説明しましたが、完治はしない病気かもしれないけど「治らない病気」ではありません。
自分のせいで病気になったんじゃないのに! という気持ちはあるかも知れませんが、その病気のせいで傷ついている人はあなたを含めきっと周囲にも沢山いるので、本気で治したいのなら、いっちょ腹を決めましょう。
ほら、かの有名なブローノ・ブチャラティも言っていたではないですか。
「覚悟はいいか?俺はできてる」
って…
※知らない方の為に補足しますと、ジョジョの奇妙な冒険(漫画)のキャラクターです。
オタクっぽい締めで失礼いたしました。
本気で治したいあなたが、少しでも快方に向かいますように。
キーワードは完治ではなく“寛解”ですよ。
「完治しなければ!」と自分を追い込まないで下さいね。
わたしももっと良くなるよう、頑張ります。
ごきげんよう、さようなら。
★おまけ・バッチフラワーについて
(2016年8月18日追記)
バッチフラワーって書くだけ書いて
「後は自分で調べろ」的な感じになってたので、追記。
わたしもよく分かりませんが、おおざっぱに言うと「花のエネルギーで感情や精神のバランスを整えましょう」て感じのものです。
あとはググって(検索して)下さい。
38種類もあるので自分に合うのを見つけるのが大変ですが、「境界性 治療」でめちゃめちゃググってた時に“ウィロウで効果があった”というのを見たのでとりあえずわたしもそれを購入しました。
↓
ウィロウ(ウィロー)に対応するのは
「自分だけ不幸」「被害者意識的な怒り」「他人の幸せに嫉妬する」
「自分の不幸は他人のせい」っていう感情で、わたしは自分にこれらの感情がある自覚がなかったんですが、よくよく考えたら
「自分が病気になったのは母親のせい」
「自分の病気が酷くなったのは今まで付き合った人達のせい」
とか思ってるなーと気付いたので、お試しのつもりで購入しました。
バッチフラワーは急激に「効果が出た!」ってものではないので、わたしが今落ち着いてるのは本当にこれのお陰なのかは分かりません。
ですので、これを使えば必ず治るんだ! とは思わないで下さい。
自分に合う心療内科をさんざん探してるのに合わない所ばっかりで、もーうんざり! という方は「病院に1回行く」つもりで購入してみるのもいいと思います。
自分でじっくり探してみたい! という方は専門サイトでちゃんと調べた方がいいと思います。
個人的にはバッチフラワーを飲むときに
“温かい飲み物を用意する”のが一番効いたのかな~と思っています。
温かい飲み物を飲むと、ひとまず心がほっとしませんか?
冷たい飲み物をガブガブ飲むより、体にも優しいし。
バッチフラワーなんて胡散臭い、という方は「心が荒んできたら温かい飲み物を飲む」だけでも試してみて下さい。
後記(ここから2021年の文章)
境界性パーソナリティ障害克服前、5年前の記事でした。
文章がダラダラ長いですが、なかなかしっかりしたことを書いているなと当時の自分を自画自賛したい気持ちです(笑)。
現在の私は資格を取り、心理カウンセラーをやっています。
(正式な肩書きは漫画家カウンセラー)
資格勉強以外にも、この記事を書いた当時から自己治療のために心理学を必死で勉強しました。その知識が、いま大変役に立っています。
当事者としての経験に加え、漫画家・イラストレーターとして培った独自の視点や発想力、わかりやすい説明が良いとご好評いただいております。
(ありがとうございます)
noteでこのように情報発信する以外にも、無料メールマガジンを配信したり、有料カウンセリングを承っておりますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
それでは、本日はこの辺りで。
ごきげんよう、さようなら。
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