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挑戦ってもっと気軽にやってもいいんだよ

※2019年10月19日の記事を大幅加筆修正

何かを試すとき、
チャレンジするときって
何か大きな目的がないと
いけないと思っていませんか?

わたしは今まで
そう思っていました。

けれど、たいそうな目的を
かかげるよりも、
もっと単純な目的で
「やってみる」方が
うまくいくし、
何より自分が楽しいと
いうことを学びました。

学んだ……はずなんですけどねえ。

* * *

イベント出店(出展)や
「何かを試してみるとき」
の前って、いつも

「こんなことして意味があるの?」
「こんなことして何か効果があるの?」
「労力の無駄遣いにならない?」
「前も大した結果を出せなかったんだから、
今回だって大した結果にならないんじゃ?」

という感じで、
否定的な言葉が思い浮かぶんです。

そして、そういう自分を
無理やりふるい立たせて
頑張って“挑戦”していました。

「売上を○万上げるために」とか
「より沢山の方に自分を
知ってもらうために」とか
「イベント動員数を増やして
会場に貢献するために」とか
そういうたいそうな目的をかかげて。

でもそういう
大きな目的(目標)を
設定するたびに、
達成できなくて凹むので、
ある時それをやめたんです。

もっと単純に、
「今回誘ってくれた
友達に会いにいくために」
とか考えるようになりました。

以前、そういう単純な目的で
地元イベントに出店した時は、
思った以上の楽しい
結果になったんですよね。

大きな目的などないので、
達成しなければという
プレッシャーもなかったのが
よかったんだと思います。

……ああ、それを発見したはずなのに、
私はまた忘れていたんですよね。

* * *

上記の記事に書いた通り、
2022年春から
「あちこち県外出張して
久々の同人イベントに出てみよう」
という挑戦をしてみました。

最初はただ楽しむだけ
だったのに、
私は途中からどんどん
大きな目的を
掲げるように
なってしまったのです。

「高い交通費を払い、
パートナーを寂しがらせてまで
出張しているのだから、
売上を上げるために行こう」とか。

「漫画家と名乗りだしたからには、
もっと自分を知ってもらう
ために行こう」
とか。

最後の新潟出展では、
合同参加していた星見さんと
話しながら涙が出てきましたしね。

大きな目的(目標)が、
何も達成されなかったからです。

もちろん、嬉しいことが
微塵もなかった訳ではありません。
「えっ! うそ!」
「すごい! 嬉しい!」
と思ったこともありました。

けれど、イベント出展以外の
旅程のほうが楽しかったのも
確かです。

そりゃそうです。
だって私、「挑戦」に対して
大きすぎる目的(目標)を
掲げてしまったから。

出展以外の旅程では、
ただ目の前に起きていたことを
楽しむだけだったから。

同人イベントなんて特に
「楽しむ」ことが
最重要項目なのに、
それができなかった私が
うまくいかなかったり
涙したりするのは
当然の結果だな、と思いました。

* * *

この記事になぜか吸い寄せられた
あなたもまた、
何かを試そうとするとき、
何かにチャレンジしようとするとき、
無意識に大きな目的(目標)を
かかげていないでしょうか。

何かたいそうな動機が必要だと
思っていないでしょうか。

たぶんね、もっと単純なもので
いいんだと思うんです。

私はそれを
「知っていた」のに、
忘れていました。

過去の自分自身から、
教えられたような気分です。
心理学とか、楽に生きるコツって、
意識していないとすーぐ
忘れちゃうんだよなあ。

改めて、気楽に楽しむことの
重要性に気づいた
2022年でした。

明日から12月ですね。
今年も残りわずかです。
あなたはこの2022年で、
何に気づいたでしょうか。
あるいは、
何を思い出したでしょうか。

ごきげんよう、さようなら。

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