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不安になる原因(1)「現状が変わらなかったらどうしよう」という恐怖

オリジナル記事掲載日:2021年1月25日(一部修正アリ)

周囲の人や環境のせいで
どんどん不安が出てくる、
と考えている人は多いです。

しかし心を深掘りしてみると、
実は自分自身が
不安を作り出している
「不安製造機」である
ことが
ほとんどなんですね。

落ち込んでしまうのは、「脳がヒマ」な時

昨夜、弊パートナーと
「人は脳がヒマだと
余計な事を考えて
落ち込んでしまうのでは」
という話をしていました。

何もすることがない時、
むやみに悪い考えばかり
浮かんできたことは
ないでしょうか?

しかし、どんなに体を
忙しく動かしていても、
不安が止まらなかったり
悪い妄想をしてしまう
人もいます。
(私もそうなったことがあります)

そういう状態を
「体は忙しいが、
脳がヒマな状態」

呼んでいたのですが……

じゃあ、どうすれば
脳がヒマな状態を
なくせるのか?

というのが、ずっと
分からなかったんですね。

そもそも、なぜ
「脳がヒマだと
悪いことばかり考えてしまう」
のかも謎でした。

すると、パートナーが
こんなことを
言ってきたのです。

「人が一番こわいのは、
目の前の情報がずっと
変わらないことじゃない?」

目に入ってくる情報が変わらないと、人は恐怖を覚える

目の前の情報が
変わらないと怖い……?

「それってどういうこと?」
と彼に聞くと、

「テレビの放送時間が
終わると、画面が
縦線の色棒になるでしょ。
(※カラーバーのこと)

あの画面をずーっと
見続けてたら
不安になるじゃない」

と返ってきました。

確かに昔、
深夜番組を見ながら
イラストや漫画を
書いていた時……

カラーバーや
ノイズ画面になった途端、
急に怖くなって
すぐ画面を消したことが
あります。

(音のせいもあると思いますけど、
消音にしたら平気かというと
そんなこともないですよね)

ふむふむ。そうなると、
「体は忙しく動いて
いるにも関わらず、
余計なことを考えてしまい
どんどん不安になる」

のもわかります。

「このまま何も変わらず
今の仕事をただ延々と
続けることになったら
どうしよう」
とか、
「毎日毎日同じことの
繰り返しで、
生きてる気がしないよ」
という、
“同じ状況が
変わらないことへの恐怖”

ってありますもんね。

【目の前の情報、
今の環境や状況が
ずっと同じまま変わらないと、
人は恐怖を感じる】

 ↓

【ありもしない不安を
妄想していれば、
脳が刺激的な情報で
満たされる】

【その妄想によって
「情報が変わる」
「環境や状況が変わる」
“錯覚”を起こして、
恐怖が消えていく】

 ↓

【つまり人は
変わらない恐怖から
逃れるために、

ありもしない不安を
次々と妄想する】

なるほど、しっくりくる!
と思いました。

原因となる「恐怖」の種類は色々ある

「恐怖から逃れるために、
次々と不安を作り出してしまう」

これは自分自身も経験しましたし、
カウンセリングの現場で何度も
見てきました。

しかし、
「何に恐怖を感じるか」
個体差があるんですね。

「状況が今より悪いほうへ
変わるのを恐怖する人」
もいるし、

「状況がうまく行くほうへ
変わるのを恐怖する人」
もいるし、

今回解説したように
「今とまったく同じ状況が

続くことを恐怖する人」
もいるのです。

なんなら、本当は
「全てに対して恐怖している」
のかもしれません。

人によってそれぞれの
割合が違うだけで。

次回の記事では、
他の恐怖についても
解説していきます!

それでは、本日はこの辺で。
ごきげんよう、さようなら。

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