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なぜ自分は一般的なカウンセリングで救われなかったのか知りたくて、資格勉強した話

オリジナル記事掲載日:2019年6月11日

最近「資格を取ればいいって
もんじゃない」という風潮に
なりつつある気がします。
そんな中、わたしは
カウンセラー資格取得講座を受けました。

なぜかというと、
「過去の自分はなぜ、一般的な
カウンセリングで救われなかったのか」

を知りたかったからです。

自傷やらオーバードーズ(※1)やら
自殺未遂やらを繰り返していた間、
わたしもただ遊んでいた訳ではなく
心療内科やカウンセリングに
通ったりしていました。

1件の病院だけでなく、
セカンドオピニオンを求めて
わりと色んな病院に行きました。

しかし1ミリも良くならなかったので、
疑わしい病名について調べて、
心療内科に診断してもらい、
(境界性パーソナリティ障害でした)
念のため精神科医に
「自分で治して大丈夫ですか?」
と相談して、
本当に自力で
寛解(かんかい※2)しました。

で、その時は、
「自分はうつ病などの
『薬を飲めば治る病気』じゃないから
普通のカウンセリングでは
救われなかったんだな〜」
と思っていたんですけど、

(というか最後に担当した
先生がそう言ったから)

徐々に
「いや、その『普通のカウンセリング』
が合わなかっただけなのでは…?」

と思ってきまして。

自分がカウンセラーになるにあたって、
「普通のカウンセリング」の
やり方を知るために
資格取得講座を受けることにしました。

応用するためには、
基礎が大事ですからね。

などと格好いいことを言っていますが、
はっきり言っていっちばん最初の動機は
「とりあえず資格あった方が
信用してもらえるんじゃないの」
という安易なもの
でした。

カウンセラーの資格はいっぱいあるんで、
「どの資格を取った方がいいかな〜」と
悩んでいる時に、
上記のことを考えたのです。

で、実際に勉強し始めて
「もし過去の自分が
こんな話の聞き方や語りかけされたら
絶対に本音を言わんだろうな…」

っていうものも時々ありました。笑

もちろん
「なるほど、これが
カウンセリングの基礎ね!
こりゃあ勉強になる!」

ってのもありましたよ。

しかしわたしは、
「過去救われなかった自分」
に似た人の手助けがしたいので、
主流をふまえつつ、
ちがう感じをやろうと考えています。

「主流」とか「普通」に
はじかれちゃった人って
めちゃくちゃ悲しいんですよね。
もうどうしていいか分からない。
過去のわたしがそうでした。

そういう、
主流の手段からはじかれちゃった
過去の自分のようなかたの、
手助けがしたい
のです。

「救う」とは言いません。
あくまで手助けです。
カウンセラーとは、
自分で自分を救おうとしている人の
手助けをする仕事ですから。

ということで、
カウンセリング経験者の方で
わたしのカウンセリングに申し込んだ方は
「ふつうのカウンセリングと違う!」
と思っても、そりゃあしょうがないです。

主流のカウンセリングを受けたい方は、
お近くの病院やクリニックを
ぜひとも頼ってくださいませ。
わたしんとこじゃ無理です。笑

ごきげんよう、さようなら。

※この記事は一般的なカウンセリングの
効果を否定する意図はありません。

※ちなみに「カウンセラー」は
病名診断ができない決まりになっています。
自分の病名を診断してほしい方は必ず
心療内科医・精神科医へご相談ください。
私に「境界性パーソナリティ障害ですか?」
って聞くなよ!

【※注釈1】
オーバードーズ(drug overdose)…
適量を越えて薬を服用すること。
また、それによって障害が出ること。

【※注釈2】
※寛解(かんかい)…
完治ではなく、病状が弱まり
出てくる症状が穏やかになること。

◎わたくしのウェブサイト

漫画家(イラストレーター)と心理カウンセラーを兼業しております。
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