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なぜあの人はメンヘラに執着するのか【心理漫画】

X(旧Twitter)に上げた漫画です。

4年と10ヶ月の間こういうのを何度も見てきたのと、最近またこういうケースをお伺いすることが増えているので漫画を描きました。

なんかみんなメンヘラが悪いと思いがちだけど(勿論そちらに問題もあるけど)、そばにいる人も異常な精神状態になっていることもありますよ、という話です。

ぶっちゃけこのケース、境界性パーソナリティ障害当事者とその周囲の人との関係でよく見られるので、ネタにしたんですよね。
実際のカウンセリングでもメサイア・コンプレックスの指摘はよくしますし。

ただ漫画のオチにも書いた通り、「やっている本人に気づかせるのは相当難しい」です。

第三者から見たらあからさまにそうなんですけど、「そうですか? そんなことないと思いますが……」とか「いえ、自分は愛情でやっています」などといった反応だったり。

私は無駄なことをするのが基本的に嫌いなので、やっている本人に言うよりやられている人たち(つまり境界性パーソナリティ障害をはじめとした精神疾患当事者)に啓蒙したほうがいいな、と思ってこの漫画を描きました。

そうしたら毒親に悩む人々の界隈でバズったようで、意外でした……。
たしかに親(特に母親)が過干渉すぎて病んじゃう人っていますもんね。
メサイア・コンプレックスだから過干渉になるのかも知れません。

本人は善意と愛情でやっていると思っているので、ほぼ9割の確率で気付けないし。この漫画と記事読んで「私これかも」と思える人はすごいですよ。

というか、「私これかも」って自分で言える人ほど、重度じゃないように思います。重度の人、本当に気付けませんので。

「迷惑に思われても嫌われてもいいから、あの人を助けたい!」とか言いますので。それで相手を悪化させていたら意味がないと思うのですが、いかがなものですかね。

そういえばXのコメントで言ってくださった方もいるんですけど、メサイア・コンプレックスと英雄(ヒーロー)願望ってめちゃくちゃ相性いいんですよ。ヒーローになりたい願望がある人ほど、メサイア・コンプレックスになってしまうのです。

だからどちらかというと男性に多く出る症状ですが、戦う女の子に憧れる女性も増えていますので、もちろん女性でもメサイア・コンプレックスになります。

私はもうメサイア・コンプレックス系(重度)の人に出会ったらあらゆる手段を使って逃げ出すのが自分の精神を健康に保つ技だと考えていますので、今後も積極的に逃げ出す所存です。

ではごきげんよう、さようなら。

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