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好きなものに一貫性がないのが悩みだった過去の自分へ—Fatboy Slimと私。

オリジナル記事掲載日:2020年9月13日

この場でFatboy Slim
(ファットボーイ・スリム)の
話なんて書いたところで
1mmも需要がないことは
わかりきっているけど、
今日は日曜日なので書こうと思います。
なぜなら日曜は閲覧者数が少ないから。

◆Fatboy Slim(ファットボーイ・スリム)とは

ファットボーイ・スリムは
イギリスのクラブDJです。
多くの日本人には
「M-1の出囃子に使われている
曲を作った人」
って言ったら大体伝わるんじゃないかと。
(今もまだ使われてるのかな)

これね。

わたしがファットボーイ・スリムを
知ったのはたぶん20代前半くらいで、
当時よくつるんでいた(?)
中学校の同級生が
RadioheadとかBloc Partyとか
Linkin ParkとかThe Strokesとかと共に
教えてくれたんじゃないかと。
たぶん。
何しろ15年以上前なのでうろ覚えだけど。

当時はアデランスのCMで使われていた
「Weapon Of Choice」が有名で、
わたしもそれが好きでした。
MVもかっこいい。
クリストファー・ウォーケンが出てるので観てください。

でもそれより衝撃を受けたのが
Praise YouのMVで、
当時こういうドキュメンタリー調というか、
MVの途中で曲が止まって
ストーリーが展開するような
MVを観たことがなかったので、
なんかとにかく「すげえな!」
と思ったことを覚えています。

どれもこれも10年前よ。怖い。

何で急にファットボーイ・スリムの
話をし出したかというと、
たまたまパートナーが
2004年に発売された
「Palookaville」を持っていて、
「あ、ファットボーイ・スリムじゃん!
なつかしー」と言っていたら
「あげるよ」と言われたので
それから時々聴いていたんですよね。
なんか元気が欲しい時とかに。

ベタだけどWonderful Nightが好き。
公式チャンネルにはRemixしかないっぽいですが。

Don’t Let The Man Get You Downもいいですよ。

そんな感じで時々ファットボーイ・スリムに
元気をもらう日々を送っていたら、
昨日たまたまグレイテスト・ヒッツを
見かけてしまい、思わず買ったのです。
わたしが大好きなPraise Youも
Weapon Of Choiceも入ってるし。

彼はクラブDJなので
ライブアルバムとか
コンピレーションアルバムが
多いんですけど、
わたしは彼のオリジナル音源が好きで
Remixはあまり興味がなかったので、
持っているアルバムはこの2枚です。

ていうかCDが多すぎて
どれがスタジオ・アルバムか
わからなかったので
(Wikipediaで調べればすぐ分かったけど)
買わなかったんですよね……。

正直、わたしの中で
ファットボーイ・スリムって
「なつかしー、昔好きだった〜」
くらいのものだったんですが、
こうしてちゃんと
アルバムなど聴いていると
「ああやっぱり好きだな」
と思って。

◆好きなものに一貫性がなさすぎて周りと話が合わないのが悩みだった

わたしは
「好きなものに一貫性がない」
というか、
「セオリー通りじゃない」
みたいなのが悩みだったなあ、
とふと思い出しました。

たぶんわたしの文章とか
わたしの作品とかが好きな人は、
ファットボーイ・スリムには
いかないじゃないですか。

だってこの人CDの帯に
ファンクソウルブラザーとか
アゲアゲのパフォーマンスとか
書かれてるんですよ。

わたしの文章好きな人が
「アゲアゲ系」にいく訳ないでしょ。
たぶん。笑

たとえばわたしが高校生の頃とか
椎名林檎聴いてる子は
大体aikoも聴いていて、
メンヘラ要素がある子は
鬼束ちひろとCoccoも聴いてる、
みたいな、そういう
「一連の流れ」があったんですよ。
わたしももれなく全部聴いてたし。

で、そこから洋楽なら
RadioheadとかBjörkとかは
「まあそこにもいくよね〜」
って感じだけど、
ファットボーイ・スリムは
ないでしょ。笑
と思うんですよ。自分でも。

漫画でも小説でも映画でもアニメでも
そういうのあるでしょう。
あの漫画好きな人はこれも通る、
あのアニメ好きだったら
これも観てるはず、
あの小説家好きなら
この小説家も好きでしょ?
みたいな「流れ」が。

わたし「好きな小説家誰ですか?」
って聞かれたら
「宮部みゆきさんと吉本ばななさんです」
って答えて
「すごい全然違うタイプいきましたね」
って言われますもん。

そういうことなのよ。
流れが意味不明なのよ。
「何でそこ行く?」って感じなんですよ。
そんなもんわたしも聞きたいわ。

昔はその
「一般的な流れに乗れていない自分」
に悩んでいたんです。
周囲の人と話が合わないから。

「AとB好きなんだ!
じゃあCも好き?」
って聞かれたら
「いや、Cは知らん」
「何でAとB好きでCは知らないの!?」
ってなったり。

流れに乗った人たちは
自然と好きなものの話で
盛り上がれるのに、
私は突然流れのわからないものに
どちゃくそにハマるので
みんなと盛り上がれなかったり。

しかしそういうのも、
さすがに30代後半になってくると
「どうでもいいわ」
と思うようになってきました。

なので今日も、
この記事を読んでいる人のほとんどが
「ファットボーイ・スリム知ってます!
なつかしい!
めっちゃいいですよね〜〜!!」
ってならないと思っているけど、
ネタにしました。

それにしてもわたしのレビューネタは
10年前とか20年前とかの作品の
比率が多いすな……。
最近のなんて米津玄師のSTRAY SHEEPくらいよ。

そしてこの記事も多分さほど読まれていない。

あんなに売れているアルバムなのに、
わたしの文章や作品を好きな人は、
米津玄師にさほど興味がない。笑

まあ、これからも好き勝手に
好きなものを「好き!」と
言い続けていきますので、
なんか気になるものがあったら
ぜひ聴いたり観たり読んだり
してみてください。

ごきげんよう、さようなら。

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