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感情の起伏が激しい=境界性パーソナリティ障害じゃないぞ

久しぶりに境界性パーソナリティ障害関連の話を。

わたしもブログやnoteで境界性パーソナリティ障害の特徴とか症状を書いているのでアレなんですけど、ネットに載っているチェックリストだけ見て「私は境界性パーソナリティ障害に違いない」とか「彼女は境界性パーソナリティ障害だ」とか自己診断で決めつける人がめちゃくちゃ多いな、と思っています。

「私は(あの人は)病気だったんだ! 性格の問題じゃなかったんだ!」と知ることで楽になるのであればそれはそれでいいのですが、なんかこう「病気だから」という理由で重大に捉えすぎて苦しんでいる人もいる気がして、正直「なんだかな」と思っております。

だから「本気で心配なら、病院でちゃんと診断してもらってね」とすすめてるんですけどね。

特に一番多いのが「感情の起伏が激しいから境界性パーソナリティ障害に違いない」という自己診断で、「いやいや、感情の起伏が激しい人がみんな境界性パーソナリティ障害じゃないぞ!」と言いたい。

こちらの記事でも書いてるんですけど、「境界性パーソナリティ障害だと思って病院に行ったら、自己愛性パーソナリティ障害と診断されました!」という方もいるんですよね。
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ただ「感情の起伏が激しいから」というだけで(というか、他の症状が当てはまったとしても)「境界性パーソナリティ障害だ!」と決めつけない方がいいと思うんです。

あと、人間の「思い込み」の力って本当にすごくて、精神疾患の症状リストとか見てると、なんか全部当てはまってる気になるんですね。

自分自身もそうだけど、「困った彼女(彼)」に当てはめている時がとくにすごい気がします。「もう彼女(彼)は絶対この病気に違いない!!」って思っちゃう。

第三者のわたしからすると「それ、境界性パーソナリティ障害か……?」と疑問に思うんだけど、もうわたしが言っても聞かないんですね。

わたしは人の話を聞かない人にちゃんと話をするほど人間ができていないので、「うーん、そうですかー。あなたがそう思うのなら、それでいいんじゃないですかねー」と言っています。

世界は自分の見たいようにしか見えないですもんね。

けっきょく何が言いたいかというと、「自分は(あの人は)病気なんじゃないかな」と思うときは、ちょっと深呼吸してほしい、ということです。

わたしもそういうのあったけど、病気を検索して「ウワーーッ」となってる時って本当に興奮状態で、ぜんぜん冷静じゃないから。

あと、病気の診断は病院でしてもらってくださいね。
病院でしてもらうまでは、自分や相手を精神疾患だと決めつけないこと。

とはいえ病院も普通に誤診することがめちゃくちゃあるんで(精神疾患の診断ってむずかしいんですよ)、病院の診断もあんまり鵜呑みにしすぎない方がいいかなー、とも思います。

わたしも3回くらい「うつ病ですねー」って誤診されたし。うつ病の薬が全然効かんのよ。何のために飲んでたんだ。

ともあれ今は心身ともに健康になって良かったです。
ありがとうございます。

境界性パーソナリティ障害に関するお役立ち記事はこちら

↓現在は心理カウンセラーをやっております。


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