見出し画像

在日コリアンへの理解

こんにちは。今年の4月から、Paletteの活動を始めたまいです。
現在は韓国の大学に通っています。

今回は、ある在日コリアンの中学生が書いた作文が感動的だったので、
紹介させていただこうと思います。

Paletteの活動をしていくにあたって、私自身がもっと在日コリアンについて
知ろうと思いネットでサーチをしていた時に、ある作文を見つけました。

それは、第33回全国中学生人権作文コンテスト 一般社団法人日本新聞協会会長賞受賞作の「在日韓国人の家族と私」という作文でした。

その作文の作者は、小学生の頃に家族で韓国旅行へ行き、自身が在日コリアンであることを知ります。
自身が2つの国の文化を持ち合わせ、2つの故郷をもつ在日コリアンであることを知った時マイナスなイメージはなく、むしろ素敵だと思いその想いを込めて新聞を作り、市のコンクールに出展する話が学校で持ち上がりました。

しかし、当時の担任の先生に「市のコンクールに出すと、不特定多数の人に在日韓国人である事実を知られ、何かあってはいけないので…。」連絡があったといいます。先生の配慮の言葉でした。

しかし、両親の支えと応援のおかげで、無事に作品を出展し入選したそうです。作者はこの出来事を通して思ったことをこう語っています。

「私は日本と韓国,二つの国の文化を持つ存在として生まれてきました。私にしかできない役割があると思います。在日韓国人であることに自信を持ち,自分らしく前を向いて生きていきたいと思います。将来は,人と人の心をつなぐ架け橋となり,日本に来る人々を笑顔で迎える仕事に就きたいと考えています。」

https://www.moj.go.jp/content/000116363.pdf

いまだに、日本では在日コリアンを巡った差別問題・ヘイト問題は尽きません。

長い歴史の中で積み重なってきた感情的な問題もあるので、
お互いに簡単に理解をすることもできないと思うし、解決なんてことは私たちが生きる一生の間ではできないのかもしれません。

しかし、今現在、日本という国で共に生き生活をする中で、お互いの文化を知り、理解をし、お互いに歩み寄ろうとする努力を少しでもしていければ、
もっとお互いに生きやすい社会を創っていけるのではないのかと感じます。

なかなか、難しい問題だとは思います。しかし、お互いを受け入れていく心の器を持つことが大事なんだなと、当時中学1年生の作者の作文を読んで、学ばさせていただきました。

身近にいなければ、なかなか直面することもない在日コリアンの話題だと思いますが、この記事を通して少しでも興味を持っていただければ、光栄です!!

その作文のリンクをこちら(↓)で共有させていただきます。
https://www.moj.go.jp/content/000116363.pdf

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?