パクチー

思考の記録

パクチー

思考の記録

最近の記事

『急に具合が悪くなる』を読む②

第2便 何がいまを照らすのか本の感想というよりは、自分の人生に本を落とし込むような内容になっていきそうです。 のんびりと綴っていきたいと思っています。 第2便で磯野さんは下記のように書いています。 現代医療の現場は、確率論を装った〈弱い〉運命論が多い 医師が、患者へ未来の話をするときに、可能性として「悪い未来」に言及するのはままあることだと思います。 副作用や予想よりも悪化スピードが速かった場合、患者から「聞いてなかった」と言われることを恐れているのかもしれません。

    • 『急に具合が悪くなる』を読む①

      この本との出会いは不思議なものだった。 仕事でなにかを検索していて、ツイッターを覗いている時に、偶然、そう本当に偶然、磯野先生のツイートを見た。 なんのツイートだったかも覚えていない(すみません)。 でも、なんだかおもしろい考え方をする方だな、人類学者か…と思って、仕事が終わった後、個人のアカウントでフォローした。 磯野先生のアカウントを見に行き、『急に具合が悪くなる』という本が出たばかりなのだと知った。 どうやら、摂食障害の方の研究もされていて、ダイエット信仰?に

      • 私の「3月11日」

        2011年3月11日午後2時46分。 私は当時勤めていた会社の事務所にいました。 東北からは遠く離れた九州だったので、揺れも感じませんでした。 その瞬間のことは、ただテレビの中の慌ただしさに驚いたことくらいしか覚えていません。 私はすぐ上司の指示で、関係先に電話をかけましたが、みなまだ状況が飲み込めないと言った様子で、特になにもわからないままでした。 しばらくして、テレビの画面から、今実際に起きていることなのか信じがたい映像が流れ、ただただ言葉もなく立ち尽くしていま

        • 想うこと

          今日は東京大神宮に行きました。 少しでもこの状況がよくなればいいなって。 東京大神宮はなんにも変わってなかったです。 参拝客がとても少なかったことくらい。 社殿の横で、河津桜が綺麗に咲いていました。 少し待てば、春が来て、また暖かくなる。 この不可解な状況が冬の終わりでよかったかもしれない。 春が待ってるから。 最悪の時はもう通り過ぎてるはずだから。 進むも退くもリスクがあるのは間違いない。 私は、よかったとも、安心したとも、残念だったとも言いません。

        『急に具合が悪くなる』を読む②

          泣きながら歩くこと

          歩きながら泣いてしまうことがある。 情けなくて、 悔しくて、 寂しくて。 泣きながら歩いていると、周りの世界から私がひとり切り離されたように感じる。 私ってなんなんだろう。 どれだけ問いかけても私は私をわからない。 泣いている時は、いつもは少し離れた位置にいる自分が近寄ってくるような感覚。 なにも持たずに、私はどこに向かっているのだろう。 2020.02.24

          泣きながら歩くこと

          始めることとやめること

          私はやめることが苦手です。 ですが、始めることは得意です。 これをやってみたい。 あれを試してみたい。 新しいことを始める、新しい場所に行く、友達を作る。 「新しい」ことには抵抗があまりありません。 でも、「新しい」ことを続けて、定着してくると「やめる」ことが難しくなります。 仕事を辞める、習い事を退会する、友達と縁を切る。 やめるという行為は、始めるという行為よりエネルギーを使うように感じます。 明らかに、もうやめたほうがいいのに、やめられずに惰性でそのま

          始めることとやめること

          note始めてみました。

          昨年末から大きく生活が変わり、 久しぶりに一人暮らしになりました。 一人暮らしになると、すべて決めるのは自分です。 大事な契約から休みの予定、今晩の食事、テレビのチャンネル。 大きなことから小さなことまで、自分で決めなきゃいけない。 至極当たり前のことですが、私にとって「私が決める」ということはとても大きな意味を持ちます。 私にとって、「私」という人物は、30年以上付き合っているにもかかわらず、なんだかよく分かりません。 とても上機嫌でなにもかもがうまくいくよう

          note始めてみました。