【備忘録】ベンゾ減薬進捗5

この記事は、あくまで一個人の体験記録です。「私の身にこんなことが起こりました」という情報にすぎず、医学的・薬学的なアドバイスをするものではありません。

だいたい月に1回のベンゾジアゼピン減薬進捗です。私のベンゾに関連する体験と、今までの減薬記録はマガジンにあります。

ジアゼパムの減薬を本格的にスタートしてから180日以上経ちました。もう半年ですね。半年経っても半分量にはなっていません。相変わらずピルカッターで錠剤を8分の1等にカットして漸減中。1か月に1回の減薬(約1か月ステイ)ペースです。6回目の減薬を行って、しばらく経ちました。

減薬回数   変化率  減薬率
6回目  ー9.09%  37.5%

6回目の減薬での体感は... そうだなあ。1週間くらいは体調が安定しませんでしたね。
倦怠感、寝つきが悪い、夜間全身の発汗が止まらない(寝具がびしょびしょ)、頻尿、吐き気、めまい、光が嫌な感じ、言葉が出にくい、呂律が回らない、首から肩にかけての痛み、体を駆け巡るゾワゾワした不安感・焦燥感が出ました。

どれも1日でおさまったり軽かったりで、1週間経てば体に疲れは残ってはいるものの、気にならない程度におさまってくれました。ゾワゾワは久しぶりだったのですが、何とも表現しにくい気持ち悪い感覚です。これがひどくなると私の場合アカシジアになるんだなあ...

正直なところ全部が全部 離脱症状なのか、そうじゃないのかは、判断しづらいところ。
初夏なので単に暑かった? 梅雨の低気圧のせい? 梅雨の湿気で胃腸の調子が落ちてる感じ? 体の痛みは運動不足? 気になることを考えすぎて交感神経優位になっていた? という可能性も。

完璧な正解をさがすのは難しいので気にせず次いってみよう。もうすぐ7回目の減薬の目安時期がやって来ます。さてさて、どうしようかな。


●素朴な疑問【”□%減らした”という表現】

減薬ブログをサーフィンしていて「2%減らした」って表現を見かける。
これって ”直前の服用量” の2%減なの?
それとも ”減薬開始時点の服用量” の2%減なの? むむ?

例えば。
ジアゼパム10mgから減薬開始、現時点で5mgまで服用量が減っていたとします。2%減らした で私が想像するのは、
①直前の服用量の2%減:5mg×2%=0.1mg減(服用量は開始時点の量の49%になる)
②減薬開始時点の服用量から2%減:10mg×2%=0.2mg減(服用量は開始時点の量の48%になる)
①と②には0.1mgの差があります。①だと変化率なので、よく言われる指数関数的なテーパリングTapering :先細り漸減だから、なるほどな~と思うの。もし②だったとしたら減薬ペースは大丈夫? と、私は考えてしまうのでした。

●小話【ラジオ体操】

体調不良を感じ始めてから、何度も悪化と回復を繰り返してきました。今もそう。で、今の自分の体の調子を観察するのに、ラジオ体操を目安にしています。全部できるのか、できない体操はどれか、やりきるまで何分かかったか、どのくらい疲れたか、気分はどうか。
しばらく寝込んだ後、やっと体が動くようになってから行うラジオ体操では、1つ1つの動きでめまいや吐き気が起きたりして、全然できません。徐々に回復してくると、音楽に合わせて全部できるようになってくる。「あぁ、ここまで自分の体は戻ったんだなあ、今回もよくがんばりました」と、自信につながっています。


●ぼんや~りひとり考えごとのコーナー【薬物動態】

薬の相互作用についての体験を過去記事にも書いた。相互作用は薬物動態の4つの過程(①吸収、②分布、③代謝、④排泄)それぞれで起こることらしい(ウィキペディア 薬物動態学 参照。)
ので、頭の片隅にでも置いておこうかと。
過去記事での代謝酵素の話は、上記③代謝での話。
で、私の服用しているジアゼパムは②分布でアルブミンとの関係がある。それから①の吸収は腸、③代謝は肝臓、④排泄は腎臓でしょ。私はどこも健康診断で引っかからない数値ではある。でも決して強い方ではない。毎日異物を体に入れて回して出してを繰り返してるんだから、臓器だいぶ疲れてるかもしれん。わからんけど。
よく、高齢者の薬の副作用についての啓もうを見るけど、別にそれって高齢者じゃなくても当てはまる部分があるんじゃないの? だから、定期的に血液検査したり、時には胃腸カメラしたりして、身体を観察しておこうと思う。