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私のキャンプの思い出たち


待ちに待ったキャンプの日

準備はできた、さあ出発

窓の景色は移り気で

私は空想の世界にふける

ハッと現実に戻ってみれば

キラキラ、海がみえていた



眩しく光る、夏の海

砂浜に波が打ち寄せて、たちまち足は水の中

心地よい波の音、少し冷たい海の感触

水をかけあってはしゃいでみたり

波に乗って遊んだり



夜ご飯はみんなで作った手作りカレー

歪なじゃがいもも、不恰好な人参もなんだか格別に美味しくて

写真を撮って笑ったり

夜はみんなでトランプしたり

静かに星空眺めては

楽しい夜はふけてゆく



やがて、キャンプに朝が来た

眠い目をこすりながら、みんなで眺めた光る船

海を見ながら語らうひととき

最後の最後の水遊び

そして帰る時が来て

名残惜しそに手を振った



家に帰る道中で

夢の中へと漕ぎ出す私

心地よい気だるさと

体に残る潮の香り・・

・・キャンプは終わってしまったけれど、なにかが心に残る


切ないような、ほっとしたような温かなものが


楽しかったキャンプの名残が・・


その思いが、いつもの景色を優しくする


いつもの我が家を、もっと温かく感じさせてくれる


やがて日常がはじまり、思い出になってゆく


でも、たとえ10年経っても、何十年経っても


思い出は、いつまでも心の中で、輝いている


みんなで過ごした、あの楽しかった時間は、私の宝物だから


「いつかまた行こうね」


私の、キャンプの思い出たち

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