やっぱり好きだと再確認した夜の、求めるようなセックス 〜ナオ編 エピソード21〜

2018年9月6日(木)

約2ヶ月ぶりだろうか。
ナオと会うのは、あの渾身の別れのLINEを送った
7月10日以来だった。

どうしてまた突然に…
私はもうとっくに気持ちの整理がついていたのに、ナオはいつもかき乱す。
この2ヶ月の間、お互いそれぞれの職場で多忙な日々を過ごしてきたことは間違いない。
そんな中で、私のことをずっと考えてくれていたのだろうか。
寂しく思ってくれていたのだろうか。

私はナオのこと完全に吹っ切るために
全力で努力していた。

少しでも時間があると考えてしまうから、
新しい恋を見つけることを常に意識して出会いを作っていたし、仕事に没頭して、忘れる努力をしてきた。

それなのに、ナオは
どーして、また、会いにきたの??

私に会いたくて仕方なくて
我慢できなくて来たのだとしたら、
それは正直に言うならば、すごく嬉しい。

仕事が少し落ち着いて、時間ができて
お酒に酔ってでもして思い立ったように来たのならば、それは本当に迷惑な話だ。
絶対にお断りだと、強い意思を固めていた。

それなのにナオの顔を一目見た瞬間から
来た理由なんてどうでもよくなった。

電車で1時間の道のりを、
愛知の南端の西尾から名古屋の新栄まで
ナオはわざわざ会いに来てくれた。

仕事が本当に大変なのはよく分かってる。
そんな中で会いに来てくれたことを思うと
少し胸が熱くなった。
その瞬間、私は本当は心底ナオに会いたかったのだと分かってしまった。

こんなにも一緒に過ごす時間を楽しいと思える人は、ナオ以外誰もいなかった。

夜22時。いや、23時。
この日も遅くまで残業していた私を、横でちょっかいかけながらも、手伝ってくれて、
時折厳しいアドバイスもくれる。
いつもの調子で議論になり、自慢し合ったり貶し合ったりして、ナオは相変わらず生意気な奴だった。
でもそのやりとりですら心地よくて楽しくて仕方ない。これがまさに"馬が合う"ということなのだろう。
私たちはすごく似ている。
たぶんナオは本当は繊細で、自分が傷つく前に相手を傷つけてしまうところも、私とよく似ている。それが手にとるようにわかる。
だから、私は何度もナオを許せたのかもしれない。

離れてはひっつき。
離れてはひっつき。
こうも飽きずに磁石のように繰り返す。

本当は好き同士なのに
小学生男子の意地悪みたいに
お互いにいじり合い貶し合う私たち。笑
24歳と33歳の私たちは
どう考えても子供っぽすぎた🙄笑

決して自分からは好きだとは認めずに、
相手に追いかけたくなるように仕向けることしかしない者同士。 
でも、だからお互い、追いかけたくなるのだろうか…?

駆け引きばかりの恋愛は本当に疲れるから、
いつもその闘いから降りるのは私だった。
しかし、全てを諦めて降りた時に初めて
ナオが追いかけてきたのだ。

この勝負、降りた私が勝利ということで☺️


ナオの言葉に私はよく笑う。
ナオはどちらかと言うとツッコミが多いけれど、ナオもツッコミどころ満載な発言が多いので、お互いコントみたいな会話になるw
それが楽しくて楽しくていつのまにか
キャッキャはしゃいでる自分がいる。

そんな自分が好きだった。
ナオといる時の自分が好きだった。


その日は帰らずに2人でラブホに泊まった。
かつてのいつもの場所。思い出の場所。
旅館のような和モダンな雰囲気の「更」が
すごくお気に入りのラブホ💓

久々のセックスは、お互い求め合うように
優しくて丁寧で、身体中に落とされる
熱いキスの嵐。

十分すぎるほど、
とろとろの洪水にされたあそこに、
ゆっくりと指が入り、ナオが入ってくる。
これまでとは明らかに違う丁寧さに
ドギマギした。

それはまさに"愛を感じる"セックスだった。

ナオとセックスしているという事実が嬉しくて、もう何も考えれなくて、
ただその快楽に身を任せて、
とろけるように深い喜びの海へ落ちていく。




次回、官能小説並みの
セックス描写に期待!!!😉💓





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