私が思い描いた脚本①
人は6歳までにどう生きるか、
脚本を書くそうです。
そして途中で書き換えない限り、
同じ脚本でずーっと生きていく。
そう師匠に教わり、考えました。
私はどんな脚本を書いたんだろう?
私の家は父が絶対で、
誰が何を言おうと通らない。
父に認められない限り、
私は価値がないと思ってた。
夕飯を一人で食べる父の横で
今日学校であったことを報告する。
遊んだ記憶はあっても
勉強したことなんて覚えてない。
だから適当に報告すると怒られて、
何時間も座らされてずーっと説教。
始めは今日の報告が適当だと怒られたけど、
あの時はこうだった、
去年のあの時は、一昨年のあの時は、
と過去のことまで怒られる。
泣くまで続くし泣いても許されない。
そんな毎日でした。
怒られるのは私が人よりも劣っているから。
ちゃんと報告できないのも私がダメだから。
もっと頑張らないとダメ。
でも頑張っても怒られるから、
私は人よりも能力が低い人間なんだ。
そんな自分を否定する、
できないことがデフォルトの人生を描きました。
そんな脚本の中で生まれたのが
「私にできるわけない」
この呪縛で私は、留学も、医者も、
ピアニストになることも諦めた。
さらには幸せになることも諦めてた。
でも、私は私のままで価値がある。
そう言い聞かせて
自分の心に向き合い続けたら
最近父に聞けたんです。
「私の人生って失敗だったかな?』
父の答えはまた次回。
自分と向き合い、
自分を押さえつける錨を外せば、
人はみんな変われる。
私の体験とともに
ちょっとずつお伝えしていきます。
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