人に優しくなるためには…
「人に優しくする」「優しい人になりたい」申し訳ないけど「何じゃそれ?」って思う。やればいいやん。
優しい人ってどんな人だろう。いつもお声かけする人か。いつも笑顔で接する人か。痒いところへ手が届く人なのか。ぼくにはよくわからない。
優しい人に「成る」これは成長なのか変身なのかわからない。
他人に優しいというのは、他人にとって良いと思うことを手助けすることなのだとしたら、他人にとって何が良いのかと思えるかどうかにかかっている。
自分が、他人から見て優しそうに見える人を演じないようにすることに注意がいる。
こんな人は、優しそうに見えるかもしれないが、他人にとって良いことをしているわけではない。
自分が良い人だと思われるようにしているので、やがて面倒なことにもなりかねない。
「人に気を使いすぎて疲れた…」という人は、大体がこういう人だ。良い人と思われたいという気持ちは疲れるものだ。理由は、期待したほど評価されないからだ。
本気で優しい人になりたければ、自分に厳しくすると簡単に優しくなれる。
自分がつらいことは、他人もつらいだろうということがわかるからだ。そこから抜け出すには手助けが必要だとわかるからだ。
自分に甘い人で、他人に優しい人なんているのだろうか。他人に関心がない人ならいる。
自分に甘い人は、他人には興味がない。当然ながら、他人に良いと思えることもわからないから手助けなんてしないだろう。
通常、自分に甘い人の課題は自分に厳しくすることだ。
もし、その課題を理解しているのなら、他人に優しくなりようがない。他人に良いと思うことは、厳しくすることなのだから、自分に甘い人は他人に厳しくなるのは当然なのだ。
その考えからすると、自分に厳しくすると、他人に対して、さらに厳しくとはならないものだ。
反対の、もう少し自分に優しくした方が良いのではないかという課題が見つかるので、他人には優しくしようとするはずだ。
自分にも厳しく、他人にも厳しく、というのはないはずだ。「いや、いる」というその人は、おそらく自分には甘いはずだ。
自分に関心のあることだけやたらと厳しく、他のことは他人にやらせているはずだ。甘いのだ。
衣食住など、全てのことに厳しく出来る人などいない。それがわかれば、自然と他人には優しくなるのだ。簡単である。自分への態度次第なのだ。