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無念無想

『但だ現在的の随縁も将って、打発し得去れば、自然に漸々に無に入らん』
「ただ目の前に起こっている物事を次々に片付けて行くことができれば、自然に無念無想の境地にはいっていくことができる」
古の人はこんなことを言った。

「いつまで生きられるだろう」「いつまでできるだろう」といった不安は誰にでもあるだろう。
この不安を乗り越えるには、「今できていることをできなくなるまでやることだ」といえよう。

いつまでなんて誰にもわからない。できていることをできているとし、できないことをできないとする、これができていることだということだ。

難しく考えてはいけない。できていることをできなくなるまでやることだ。迷ってはならない。死ぬまでやることだ。それ以外に何がある?