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猫活日記3 

現在進行中の猫繁殖現場の続き。
第一回捕獲が終わり、生後2ヶ月半くらいの子猫2匹と、母猫が半年前に産んだ娘猫を捕獲しそれぞれ医療処置をしました。その後、猫達は全て知人経由の、べテラン保護主さん宅に行くことができ、里親さん探しのための家猫修行をしてくださることになりました。
ありがたや・・・。涙

ここの現場は、餌あげさんが2名いて、Aさんは増えて困っているから手術したいという考えだったのですが、当日会ったBさんがちょっと大変な感じでした。
お若い方なのに珍しく、野良猫は自然と言って手術を拒む方でした。
ゆっくり慣らして捕まえてあげたいから捕獲器で捕まえるのは反対。
とりあえず、手術するならここにいるオス猫1匹で良い。
野良猫でも、一度は子猫を産ませたい、などなど

私は3、40年前くらいにタイムリープしてるんじゃなかろうかと
時代の錯覚を覚えましたが、どうやら現代っぽい。

いやいや、そんなこと言ったって、たくさん猫産まれたら困るよね?
というと、長くここの猫を見ているけど、増えすぎたりなんてしない。

いやいや、増えた子猫、隣の地域に流れて無惨な姿で発見されたとか、育たないんだって聞いてますよ。そういうと、それは野良猫の運命だからといって責任放棄。

自分の目の前にいる子だけ見えてれば、それ以外のことは全て自然で割り切れる考えの方のようです。

私は思いました。
今回といってもいつもなんですけど、毎日のように通る生活圏の一部だったので、私の目に嫌でも入ってくるので踏み入りましたが、本来野良猫の問題は、最悪の最悪の状況にまでなってなんとかしなきゃ行けない!って地域住民が立ち上がるとか、相談するとかにならないと、結局個人が踏み入ったところで、餌あげさんが理解のある方でない場合、心と時間と労力とお金をすり減らして終わるなぁと感じます。(猫は多少救えるかもしれないけど)

地域猫活動って難しい。餌あげさんと、それを心配する人との個人的な関係に留まるとそれはただのTNR。
ここは行政がまだそこまでできないので、入ってくれない。

例えば、協力を仰ぐために、近隣(もちろん猫が増えてるのはご存知)に捕獲今やってますよーと告知しながらやってますが、捕獲器置いていいですよとは言われるけれど、それ以上の関係にならない。。

もう少し、野良猫の問題が、一部の人のせいにして終わりではなく、そこに住む人が皆んなで関わっていく事だと言う気持ちにしてもらわないと、いつまでもイタチごっこだと思います。
そろそろ、そう言う転換期に来ているのではないかなぁ。

でも、今回の現場は、糞尿は別に仕方ないわよ、土取ればいいし、と言ってくれてるから、恵まれています。

取り敢えず、餌だけはちゃんとあげる方がいるようなので、それだけは有り難い。
毎日餌をあげてくれる事は、私にはできない事だから、尊敬と感謝です。
分かり合えなくてもいいからとりあえず増えないようにして、猫の状態ももうちょっと良くなればいいなと思います。

しばし続く・・
**^^

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