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tetotuti
夢中になりたい
瀧羽麻子さんの「虹にすわる」という小説を読んだ。
淡々と修理屋の仕事をしながら生活する30歳の主人公が、ある日久しぶりに大学の後輩に再会し、その後輩に誘われて椅子工房を立ち上げる物語だ。
30歳。
私もつい昨日、その歳になった。
この小説に心惹かれてぐんぐん読み進めたのはそのせいもあるかもしれない。
初めは後輩の付き合いでいやいややっていた椅子職人の仕事に、いつの間にか夢中になっている。
私はこの主人公に対して、とても羨ましいという感情を持った。
私も、自分が夢中になれる仕事でまた働きたい。
休養中の今、そう強く思っている。
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前職場での仕事には、とてもやりがいを感じていた。
体調が多少悪くたって、いざ仕事に入ってしまえば不調を受け流すことができる。
そのように元上司に言われたし、私自身もそう信じてやってきた。
しかし、そのことに限界を感じ始めたのだ。
本来ならば休むべき体調の中、代わりがいない、責任を果たせと言われて出勤していく日々が辛くなっていった。
楽しく仕事ができていたことには感謝したい。
ただ…その仕事は健康な心身あって成り立つものだと改めて思う。
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どんなにいろんな角度からnoteの記事を書こうと、今の私の終着点は「元気になりたい」というところに行き着くのだと、今回も書いてみて思う。
ただ、「元気になる」ということは以前の状態に戻るわけではなく、自分の弱さを携えながらも一歩一歩進める状態になる、ということなのではないかと考えている。
そんな中で私が夢中になれることは何か、情熱を持てる仕事とは何かを少しずつ考えたい。
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