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薄ぼんやりな朝

眠りが浅く何度も目が覚めたせいか、朝から怠い。
軽く頭痛もし始めた。
梅雨の朝らしいといえばそうだ。

朝ウォーキングの爽快さに目覚めて、先週までは起きて雨が降ってなければまず歩く!と意気込んでいたのに。
4時過ぎに目覚めた時はもう、夜が開けて明るくて
今からゆるゆると支度して歩き始めたらさぞ気持ちが良いだろうと思った。

思ったけれど体も気持ちも重だるくてまた、ベッドに沈んだ。

あれこれ浮かぶ考えを無視して歩き始めたら、歩いて良かったと清々しい思いになるのはわかってる。

こんなウジウジした感情も梅雨のせいだ。

ようやっと起きて家に風を通し、熱い三年番茶をぼんやりと飲んでいる。

窓に切り取られた空はのっぺりと白い。
ところどころ、薄い水色を流したようだけれど。

空までも薄ぼんやり。
梅雨の空だ。


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