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私は精神障害者 病院恋しい病 続入院

前回は入院までを書きましたが、入院後期と退院についてお話します。
入院生活になれてくると、精神状態も安定してきます。
急性期病床での入院はマックス3ヶ月です。3ヶ月経つと、退院か慢性期病棟へ移るかの選択をせまられます。たいていは退院していきます。もう少し治療が必要な人は開放病棟の慢性期病棟へ移ります。
3ヶ月で退院となりますが、すぐ調子が悪くなっても急性期病棟へは戻れません。退院してから3ヶ月はだめなのです。ここ気をつけないと危ないです。
入院中はノーストレス状態にあります。退院すると一気にストレス社会に戻されますので体調が一気に悪くなる人が多いのです。私も退院後すぐ調子が悪くなり、元に戻るのに1週間くらい苦しみました。
急性期病棟は手厚い看護、慢性期病棟は一般病棟レベルな感じです。慢性期病棟から仕事に行き帰ってくるひともいます。
病院そのものに依存してしまう人も多く、通院の際に病院に長時間いたり、作業療法に参加したり。
なかなか大変です。これが病院恋しい病です。
看護師さんに依存したり、先生に依存したり、患者同士で依存したり、患者同士で結婚した人もいます。
いろんな症状のひとが同じところにいるので、看護師も患者もたいへんです。
うつ病、躁うつ病、解離性障害、統合失調症、依存症、睡眠障害、摂食障害などなど。
一番驚いたのは解離性障害です。いわゆる多重人格者です。一瞬気を失います。覚醒後人格が、変化します。次に気を失うまで人格は継続します。
3人の人格が出てきました。一番やばい人格が出たら看護師に言わないと手におえませんでした。自傷したりするので。
入院患者はやはり女性が多く、女性が多くいると派閥が生まれ大変でした。派閥の長が退院するまで続きました。夜の仕事の人で、お見舞いはすごかったです。部屋中に花があふれていました。まるで花屋。どうやって持って帰るのか不思議なくらいありました。
結局ゴミになりましたが。
色んな症状の人が多すぎてなんかにわか医師になったような感じでした。朝7時から夜9時までほぼ一緒に生活ですから日中を通して症状がわかるので、今しんどいときやとか病状の変化が分かると言うか、そんなかんじ。
ある日タバコ部屋で悲鳴があがり、ふと見ると患者さんがライターで服に火をつけ火だるまに。すぐに消されましたが、怒られたのか?強制退院だったのか、見えなくなりました。5年後の2度目の入院の時売店で偶然会いまして、あれから女性専用病棟で生活しているとのこと。まじか。5年は長いよ。
今はどうなのか分かりませんが、私は今のところ一般生活出来ているので、なんとかなっています。出来るだけ入院以外の解決策を考えたいです。
予期不安があるので頓服は欠かせません。予期不安とは、まだ起こっていないことに対しての不安があるので結構難儀です。
そんな感じです。というわけで今日はここまで。


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