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絶対にいい人になる方法 | …感情…意識…思考…行動…

新しい意味解釈の手がかりに触れたとき、おれは「おもしろい!」と感じるんだけど、みんなは違うのかな。
手がかりから「新しい意味」に到達すると(あるいは到達する途中で)、自分にとっての世界が違うものになる、あるいは広がる。そして目に入る身の回りの景色やものごとの見え方も変化する。

世界が変わって、景色が別の意味を伝えてくるようになると、自分自身もアップデートされる。感性が蠢きだして認知・思考も変化して新しくなっていく。
「へー、おれってこう捉えて考え、こういうリアクションを取ろうとするのか」って。あーおもしろい。

ただ、思考が変わっても、表面的な行動変化にはなかなかつながらない。「それまでの自分」に対する執着もあるしね。
ただ、新しく手にした思考を繰り返し用いているうちに、自分の認知のくせも影響を受けて少しずつ変化していく。

認知のくせが緩やかに変化して、少しずつその影響が行動に染み出していくと、行動様式も緩やかに変化していく。
そして新しい認知のくせと行動様式は、フィードバックループにより日常行動の中でお互いを強化しあい、思考パターンに新しい「無意識の枠」を作っていく。

少し飛躍を感じる人が多いと思うんだけど…おれはこの無意識の枠が「いい枠」の人が「いい人」なんだと思っている。
だから、無意識のいい枠を身につけて、いい人になりたい。

逆に言うと、いい人になるとは「無意識の枠」を「いい枠」にすることじゃないだろうか。そのためには認知にいいくせをつけて、行動様式に染み出させていけばいい。
ところで、「いい人」ってなんだろう? 聖人君子? そんな人って現実に存在しないでしょ?

みんながそれぞれ異なる「いい人」像を持っている。おれにとっての「いい人」は、みんなの「いい人」とは違うだろう。
「そんなの当たり前じゃん」とおれは思うんだけど、みんなは違うのかな。
なにがいい人なのか。定義みたいなものはひとまず置いておく。でも、おれの場合を書きたい。

おれにとってのいい人は、いい行動を実践しようとしている人。
そして実際に実践している人は「すごくいい人」。いい行動を通じて社会に「いい」を与えているということだから。
さらに、ここに「いい思考」まで加わると、その人は「スーパーいい人」となります。

「いい思考」を持つのは難しい。
「よくない思考を持つな」と言われたって、なかなかコントロールできない。
「思考」と「意識」と「感情」の結びつきは強く、感情は自然と湧いてくるものだから、どうしたって意識のあり方や思考に影響を与える。

「よくない思考を持っちゃった」「悪いことを考えちゃった」「嫌な感情を感じちゃった?」
——おめでとう。あなたは人間です!
これは変えることはできないのだと思う。残念だけど…。

でも、変えることができないからって、諦めることはない。生じたその「よくない思考」や「嫌な感情」の取り扱いさえ間違えなければいいのだ。
「考えちゃった悪いこと」を上手にハンドリングする方法を練習して身につければいい。練習は簡単だ。次の3つを気長に続けるだけでいい。

  1. 「いい人になりたい」と思い続けること。

  2. 「今、よくない感情を抱いているな」「自分は悪いことを考えているな」と、認識したら、支配されないようにその場で立ち止まろうとすること。

  3. 冷静なときに、その「よくない思考」や「嫌な感情」を持った理由を、自分の中に探してみること。

いい人になれるまで気長にやり続ければ、絶対にいい人になれるよ!

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