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【第十話】ドラム録音に対する疑問の始まり。

はじめに。


今記事はDTMだったり録音だったりの話だが、それに関わらず専門用語とか難しい言葉多すぎないだろうか。政治家のコメント然り聞き慣れない言葉が多くて理解するのにかなり時間を要したり、それどころか理解を諦めたり。


その様な悩み、無いだろうか。筆者は凄くある。ただでさえ難しい事は素人にも存分に理解出来る様、わかりやすい言葉で説明して頂きたいモノだ。少なくとも今記事達は理解する上で更に遠回りをしなければならない様な難しい語句など使わない。と言うよりも筆者がそんな語句知らないのである。そんなモノは徐々に知っていけば良い。



ドラムを録音してみた・・・今までライブで見てきたりレコーディングで目にしていた感じで『確かこんなだったよね。』といった感じで。


『キックから』・・・などといつも言われている言葉を放ちながら各マイクのレベルをとり録音開始。


録音後に確認してみると普通に録れていた。何が良くて何が悪いかわかっていない筆者は結構満足する結果だった。そして帰宅し各キットをいじる本来の目的に取り掛かる。


問題発生。


各トラックごとに聞いてみると他キットの音が混ざっている。打ち込みドラムのパラアウトの場合はスネアならスネアのみ、キックならキックのみと各キットだけしか鳴らなかった。が、生ドラムは違う・・・スネアのトラックを再生してもスネア以外の全てのキットの音が入っている。


何コレ・・・他の音除去したいじゃないか。


筆者は調べた。その結果『GATE』なるプラグインが必要なのだと知る・・・あったぞ・・・確かにDAWソフト内にGATEと書いてあるプラグインがあった。早速挿してみていじる。


GATEは確実に混ざっている他キットの音を消したり小さくしてくれた。ただ筆者の望みは完全除去である。それが出来ないのであれば打ち込みドラムのソレとは違うではないか。このプラグイン、きつくかければスネア単体の音だけにもなる・・・が、サステインまでバッサリ持っていきやがる。そんなスネア音要らん。


YouTubeで色々ドラムのMIX動画を見てみた。するとどうだろう・・・恐らく世界の名だたるエンジニアであろうオッサン達のいじっているトラックだって他キットの音は入っているではないか。そしてそれをヨシとしている。ここで筆者は察した。


完全除去の必要無し。


そもそもマイクを各キットに立てて録音していても、結局『空気』を録音してますよね、マイクって。そりゃ自分に一番近いキットを一番大きく記録しようと頑張ってくれるが、近所でドコドコとキックが鳴ってればその空気だって録音してしまう。ハイハットやタム、他キットだってそうだろう。


ただ、出来ればなるべく混在加減は少なく出来るものならしたい。それで録音をして更にゲートかけて他音抑えて・・・そんな感じなのだろう。だとしたらマイクの立て方が適当ではいけない。1本1本どこに向けて立てるかは考えてやる必要があるなと。


そしてコレが『マイキング』という作業だといった事を知った。


この時点で筆者は『位相』の事など全く知らないし、オーバーヘッドマイクの立て方なんて現在だって何が正解なのかわかっていない。ホントこのTOPマイクに関しては悩まされている。そしてルームマイクも悩みの種である。


そんな現在も悩んでいる問題はまた別の機会に。次回はキックドラムの録音についての筆者の苦悩を記す。

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