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PACの活動報告⑲ 挑戦の仕方、その弊害


1.SNS上の挑戦トレンド(藤田調べ)

「うつ病だったけど、好きを仕事にして月収○○万円」
「ニートだったけど、SNSマーケティングで起業した」
「学生起業で年商○○〇〇万円」
その秘訣は「とにかく行動」?

SNS上で成功者がバーゲンセールです。
日本の未来が明るい……!!???

noteを含め、SNSで発信しやすくなり
無料で色んなツールが使えるようになり
行動することに対するコストが激安の価格破壊です。

色んな形で成功者(?)の人達が
「一秒でも早く行動せよ」
「とにかくアウトプットだ」

確かに、一理ある!!!!!
たぶんそういう時期も必要!!!
ではあるのですが

アウトプットには
同等以上のインプットが必要である
それを忘れてゴミを大量生産していないだろうか?

2.「多様性」「自由」「自分らしさ」という言葉に甘えて、クオリティから逃げていないか?

工場長「工場に資材が無いのに何を作れっていうんだ」

新しい分野、新しい活動、新しい仕事
何をするにしてもリソース(資源)がいるんです。
人・情報・金・場所・時間etc.

挑戦してみて
ダサいものが出来て
➡短期で結果欲しさに即行動
➡ダサいを大量生産
➡限られたリソースだけでやり繰りしたい
➡今のリソースを独占したい、誰かのリソースを奪って使いたい
➡テイカーが爆誕

良いモノを創るために
やっぱり相応の手間暇はかかると思います。

左利きのエレン 神谷

ダサい人間からはダサい作品しかできない
等価交換の原則ってやつです(?)

スプリントのように短期決戦であれば
限られたリソースで戦うしかありませんが
それでマラソンしようというのは無理があります。

SNS上の成功談に流されず
自分の戦場はどこか?
勝利条件は何か?
不足しているリソースは何か?

それくらいは考えて行動しても良いかと思います。

行動しまくりで思い浮かぶ代表はホリエモンですが
著書”多動力”に
つまみ食いしているのではなく
「とりあえず80点とろう」「大会で上位に入るくらいやろう」
という感じでやっているって本に書いていたような(うろ覚え)

超高速で大量インプット
➡アウトプット
➡結果でたから辞めて、新しいことしよう!
➡誰かの役に立てるレベルの手札を量産、活用
➡チャンスが出会いに恵まれる

こんなイメージです。

誰かに何かを価値提供するための仕事なのに
リソース奪い合い戦争になったり
魔法でゴミに価値を付与して売りつけたり
それは悲しいなぁと
資本主義社会の中で藤田は思うわけです。

ペンシルバニア大学ウォートンスクールの組織心理学者アダム・グラントは、大規模な調査を行い、「まずギブする人=ギバー」と「まずテイクする人=テイカー」とを比較し、中長期的に大きな成功を収めている人は圧倒的にギバーが多いことを明らかにしました(*3)。
 一方で、テイカーはどうだったかというと、短期的には評価を獲得するものの、中長期的にはギバーに劣ることがわかったというのですね。これはつまり、100メートル走を走るのならテイカーが有利だけれども、マラソンを走るならギバーが有利だ、ということです。

https://diamond.jp/articles/-/305470

3.価値を提供するために、リソースを集めています。

自分達の古巣である理学療法士という職業。
若い理学療法士がリソースを蓄える場所を創るべく
クラウドファンディングを実施しております。

若手理学療法士のための学びの場を作りたい - CAMPFIRE (キャンプファイヤー) (camp-fire.jp)

やってみると、不足しているものが色々とみえてきます……

自分の創作物に向き合い
よりよいモノを提供できるよう
皆様のご意見、ご支援をお待ちしております!



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