見出し画像

社会人でイギリスの大学院5校からOfferをもらった話①-概要篇-

概要

 本連載では、私が社会人2年目の2020年から2021年の秋にイギリスの大学院5校(応募した学校全て)からOfferをもらうまで、私が行ったことをまとめます。
 本連載は7篇に分解し、それぞれで私が行ったことと意識していたことを中心に記載していきたいと思います。
 本連載は以下の7段構成にします。

  1. 概要篇(本記事)

    1. 概要

    2. 執筆動機

    3. 私について

    4. イギリスや学校の決め手

    5. まとめ

  2. 事前準備編

  3. 英語篇

  4. Personal Statement篇

  5. 推薦書篇

  6. 応募篇

  7. 合格後の動き篇

執筆動機

 私は今回イギリスの大学院を目指すにあたり、多くの先輩や同級生から助言を頂きました。私もこれから海外大学院、特にイギリスの大学院を目指す方々の力になれればと思い、本連載を始めることにしました。
 また、私としても自分の行動を振り返ることで、反省を行い、今後の大学院生活、その後の人生にて活かせることもあるのでは思ったのも、動機の一つです。

私について

 ここで私についても少しご紹介できればと思います。
 私は、福岡県に住む社会人4年目(会社は2022年8月に退職)の26歳です。※執筆時の2022年8月30日現在
大学では都内の大学で経済学を学び、大学3年次の2017年にはオーストラリアの大学に交換留学をしました。
 私が卒業した大学は文部科学省のスーパーグローバル大学創生支援事業にも採択されているため、グローバル教育が盛んで、私も大学1年次から英語で経済学を学んだり、2年次には留学生と共に国際金融や日本企業文化等を英語で学んだりしていました。私も入学時から留学志望だったため、TOEFLやIELTSの勉強を1年次からしており、2年次に交換留学に応募するための英語条件であるIELTS6.0を取得しました。
 以上のことを踏まえると、私は大学在学中からある程度の英語力(スコア)を保持し、また交換とはいえ留学経験も持っていたという点で、少し有利な点があったかと思います。
 一方で、新卒で入社した会社(広告制作会社)では、地元である福岡に戻ってきたこともあり、一切英語を使わないローカルな業務を3年半行っていました。その点では外資系企業に勤務の方と比べると、英語に触れる機会は格段に少なかったと思います。

イギリスや学校の決め手

 私は以下の理由から留学先をイギリスに絞りました。

  1. 修士号が1年で取れること(欧州の大学はだいたい1年で取れます)

  2. 英語圏であること(新しい言語を学ぶ必要がない)

 そして、昨年2021年に以下の5校に応募し、全ての学校からOffer Letterを頂きました。

  • University of Sussex - Sustainable Development MSc

  • University of Exeter - MSc Global Sustainability Solutions

  • Queen's University Belfast - MSc Leadership for Sustainable Development

  • Cranfield University - MSc Environmental Management for Business 

  • University of Bradford - MSc Sustainable Development

 見て頂くとお分かりになるかと思いますが、基本的にはSustainabilityに関わるコースに応募しました。そして、最終的には太字のサセックス大学のSustainable Development MScに進むことにしました。Sustainabilityに関しては、昔から興味があり、学部生時代の卒業論文も「海洋プラスチックによる経済損失と改善に向けた取り組み」という題で執筆したため、いずれはキャリアのど真ん中において働きたいと思っていた分野でした。
 応募した学校のレベル感は、全ての学校共通で一般的にトップレベルと認識されている学校ではありません。一方で、最後の決め手にもなりましたが、最終進学先のサセックス大学は開発学の分野では世界一を取っております。(参考:QS World University Rankings by Subject 2022: Development Studies
 改めて、サセックス大学のSustainable Development MScに決めた理由は以下の3つです。

  1. 開発学の分野で世界一であること(前述の通り)。

  2. 知り合いにサセックス大学への留学経験者が2名おり、話を聞いてイメージが湧きやすかったこと。

  3. SPRU(Science Policy Research Unit)というシンクタンク付属であったこと。これは広告会社時代にデジタルテクノロジーを使った施策を提案・実施することが多く、その知見も活かせるのではないかと思ったことが大きいです。

まとめ

 本稿では、これから執筆する連載についての概要を記載しました。学部時代はグローバル教育の恩恵を受け、オーストラリア留学まで行きましたが、社会人時代に勤めた広告会社はローカルな仕事に従事していました。そこから昨年、英語圏かつ1年で修士号が取れるという理由から、イギリスの学校に絞り、昔から関心があったSustainabilityに関するコース・学校5つに応募しました、そして、開発学世界1位であることなどの理由から、最終的にサセックス大学に進学することにしました。
 次回は、事前準備編として、専攻を決めるまでの様々な過程について執筆する予定です。訊きたい内容がある方はコメント宜しくお願い致します。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?