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大学球界屈指の強肩捕手だ!国学院大・福永奨が今秋のドラフト戦線に浮上

社会人野球は東京スポニチ大会、高校野球は選抜高校野球、大学野球も各地で春のリーグ戦と続々とアマチュア野球も続々と開幕した。新シーズンで目立った選手を積極的に紹介していきたい。今回は大学球界でもトップクラスの守備力を誇る強肩捕手を取り上げる。

2021年3月29日 東都大学野球一部春季リーグ戦
亜細亜大1-8国学院大

福永奨(国学院大) 4年 捕手 175㎝81㎏ 右投右打 横浜

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国学院大が快勝で開幕戦を制したが、攻守にわたって存在感を示したのが捕手で主将を務める福永奨(4年・横浜)だ。横浜高時代には2年連続で夏の甲子園に出場。3年夏は初戦で秀岳館(熊本)に敗れたものの、自身はスリーランを放つなどチームの4得点すべてを叩き出す活躍を見せた。国学院大進学後は控えが多かったが、昨年秋には正捕手の座をつかみ、全10試合に出場している。

29日の亜細亜大戦は6番、捕手で先発出場すると、初回に不運なヒットから1点を奪われたが、その後は落ち着いたプレーで3人の投手を好リード。特に2番手で登板した楠茂将太(3年・旭川大高)の縦の変化球を上手く使い、相手打線に的を絞らせなかった。

守備ではスローイングも一級品だ。イニング間のセカンド送球では1.8秒台のタイムを5度マークし、1点を先制された初回には盗塁を阻止して、相手の勢いを見事に止めた。捕球してから投げるまでの動きがコンパクトで速いが、左肩をしっかり投げる方向に向ける動きをしっかり入れることを怠らず、コントロールも安定している。ワンバウントのボールに対して、しっかり正面に入ってブロックしており、一つ一つのプレーに丁寧さがあるというのが大きな長所である。

◆捕手が手薄な球団には魅力的な人材だ

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