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香川に期待の“二刀流”!? 英明の主砲、寿賀弘都は投手でも高い潜在能力 スカウト陣もマーク!

「プロアマ野球研究所」は全国のドラフト候補について、実力や将来性に関するレポートを読者の方々にお届けしている。今回は、投手と野手、どちらも高いポテンシャルを秘めた四国の高校生を紹介する。

2022年11月18日 明治神宮大会高校の部
英明10-7山梨学院

寿賀弘都(英明) 2年 外野手兼投手 180㎝78kg 左投左打

4点差をひっくり返して逆転勝利をおさめた英明。その中で投打にわたってチームを牽引する活躍を見せたのが4番の寿賀弘都だ。

筆者が初めてプレーを見たのは、今年夏の香川大会、対香川中央戦。この試合で寿賀は背番号11をつけて5番、ライトで出場して、先制の2点タイムリースリーベースを含む長打2本の活躍でチームを勝利に導いている。

6回にはマウンドに上がり、1回を無失点に抑えたが、ストレートの最速は133キロとそれほど目立たず、投手に関する印象は残らなかった。秋の新チームからは4番に座り、四国大会で3試合、10打数5安打と見事な成績を残した。

この日も4番、センターで出場すると、6回は逆転に繋がるセンター前ヒット、7回には貴重なセンター前へのタイムリーと2安打の活躍で、中軸打者として十分な働きを見せている。

バッティングでまず目立つのが構えだ。上半身の力が上手く抜けており、それでいながら打席での雰囲気は申し分ない。トップを作る動きも小さく、体の近くからスムーズに振り出すことができるスイングの軌道も長所だ。

夏の香川中央戦では、スリーベースでの三塁到達タイムは11.99秒と脚力もそれなりに備えており、センターからの返球が低くて強く、外野手としての総合力の高さも高校生としては十分だろう。

さらに、山梨学院戦で驚かされたのがピッチングだ。

◆スカウト陣がピッチングを熱心に撮影!

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