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未完の大器か? 亜大の「152キロ右腕」加藤竜馬、潜在能力は非常に高い! 今秋ドラフト指名の可能性も

今年のアマチュア野球界で注目される選手は誰なのか…。ドラフト候補を常にウオッチし続ける「プロアマ野球研究所」では、新シーズンで目立った選手を積極的に紹介していきたい。今回は昨年までの実績はないものの、スケールの大きさが魅力の大学生右腕を取り上げる。

2021年3月30日 東都大学野球一部春季リーグ戦
国学院大3-4亜細亜大

加藤竜馬(亜細亜大) 4年 投手 184㎝102㎏ 右投左打 大阪偕星学園

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 前日の試合に敗れた亜細亜大が先発のマウンドに送ったのが加藤竜馬(4年・大阪偕星学園)。大阪偕星学園時代は2年秋に大阪桐蔭を相手に2対3で敗れたが、好投を見せた。最終学年は故障もあって結果を残すことができず、大学進学後も目立った成績は残していない。リーグ戦での登板は昨年秋の1試合、1イニングだけという記録が残っている。しかし、184㎝という高身長で最速152キロをマークするなど、にわかにプロの注目を集めている。

リーグ戦初先発となった3月30日の試合では、初回に国学院大の山本ダンテ武蔵(4年・大阪桐蔭)にいきなりツーランを浴びて2失点。3回に最初の打者をアウトにとったところでマウンドを降りるほろ苦いものとなった。

フォームを見て、まず感じたのはステップの幅の狭さだ。一見すると、キャッチボールような幅で投げており、力感があまり感じられない。立ち上がりは、特に制球を重視して、探り探り投げているように見えた。

◆モノになった時、どんなボールを投げるか楽しみだ

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