ドラフト候補に名乗りを上げる!八戸工大一の金渕光希はスケールと完成度を備えた”大型左腕” ボールの軌道が秀逸
「プロアマ野球研究所」が昨日配信した記事では、昨年秋にスカウトから名前の挙がった7人の高校生に関するコメントを紹介したが、春以降が楽しみな高校生は、まだまだ存在している。今回は、八戸学院光星のエース洗平比呂と並んで、東北の高校球界で高い注目を集めそうな八戸工大一の本格派左腕、金渕光希を取り上げる。
筆者は昨年7月17日、ドラフト候補を視察するため、夏の青森大会が開かれたメイプルスタジアム(青森県上北郡六戸町)に向かった。
この日、第2試合に登場する弘前工のエース、成田春風(2023年西武4位・投手)に加えて、弘前工と対戦した八戸学院光星の洗平、投手の岡本琉奨(新3年)、ショートの中沢恒貴(2023年ソフトバンク育成4位)といったドラフト候補の実力を確かめたかったからだ。
しかし、それ以外の選手にも、面白い選手が見つかることが、高校野球の地方大会ではよくある。同日は第1試合、青森商対八戸工大一戦に登場した、金渕はまさにそんな選手だった。実際にプレーを見たのはこの日が初めてだったものの、「八戸工大一のサウスポーが面白い」という情報は、事前に耳に入っていた。
金渕は、夏の青森大会のパンフレットによると、身長183cm、体重80㎏という体格。中学時代は、六戸町立七百中の軟式野球部に所属。八戸工大一に進むと、1年夏から投手陣の一角に定着した。
同じ年の秋の青森大会、準々決勝の青森北戦で、15個の三振を奪って完封勝利を飾り、チームの東北大会進出に貢献した。さらに、2年春には「背番号1」を背負い、2季連続で東北大会に出場している。
◆現時点でマッチする球団はどこだ!?
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