正体不明
こんにちは。
挨拶なんてしたことはない。
またきたよ。
嫌な顔をしても、嫌な言葉を吐き出しても、君にはなにも届かない。
捨てたはずなのに、捨てられない。
「もったいない」なんて、思っていないのに。
燃やしても埋めても粉々に砕いても、へっちゃら顔。
見ないように顔を背けても、そちらのほうに先回り。
見えないなにかで、つながっている。
見えない顔で、ぼくを見ている。
君は一体何者なんだ。
君は一体、どんな顔をしているんだ。
きっと、ぼくに似ているんだろうね。
それならもっと、仲良くしようよ。
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