１位思考〜１００冊チャレンジ３
副題：〜後発でも圧倒的速さで成長できるシンプルな習慣〜
本を１００冊読んで、アウトプットしていくことを目的としてはじまりました。今回は「１位思考」というタイトルの本になります。
「１位って最後いつなったかな〜」
そんな気持ちで本書を手に取りました。
１位思考・・・自分にない考え方だからこそ、気になるものです。
この本を書いた人と本の概要とまとめ
本を書いた人はどんな人？
この本を書いたのはモバイルバッテリーや充電器
最近ではイヤフォンでも話題の
アンカー・ジャパン株式会社の代表取締役CEOである、猿渡歩さんです。
アンカーは元々Googleのエンジニアだった
中国の方が2011年に創業しました。
その２年後の2013年
アンカージャパンが設立され、その２代目の代表取締役に
2021年に就任したのが猿渡さんです。
猿渡さんは、新卒でコンサル会社→ファンドと転職しており
27歳で外資系メーカーのアンカージャパンに入社しています。
猿渡さんは、入社からわずか６年で最年少役員となり、
７年目の34歳で代表取締役CEOになったすごい人でした。
会社の売り上げも、創業から右肩あがりに伸びており、
就任した年、創業から９年での売り上げは300億にも及ぶほどで
まさに急成長した会社でもあります。
本の概要とまとめ
そんな猿渡さんが書かれた本書「１位思考」
全260ページに及び「300億企業トップのマインドと習慣に関するTips」がたくさん書かれています。
僕が一番に感じたことは「読みやすい本だな〜」でした。
その理由は、情報が出し惜しみなく簡潔に書かれていること。
そしてページボリュームに対して全６章に分かれていて、
章ごとの中見出しが２〜５項目あり
小見出しに関しては全部で135もありました。
読みたいところにすぐアクセスできる仕組みになっているところから、
まるで便利で使いやすいアンカー製品と同じ感覚になるなと感じました。
この本のコンセプトが
「後発でも十分挽回可能で、逆転のチャンスはみんなにあり、それを可能にする思考法の伝授」と冒頭に書かれています。
これに関しては、本書にも書かれていた
「レッドオーシャン・ブルーオーシャン」の考えがしっくりくなと思ったので、ここでご紹介させていただきます。
ビジネスにおいて大体のものは
レッドオーシャン（競合他社がたくさんいる状態）です。
なのでビジネス開始する際には、ブルーオーシャン（競合があまりいなく、独占できそう）を探そうとしてしまいます。
しかし、ブルーオーシャンだと思って入ったら
水（お客様）がない状態だった。
つまり「ノーオーシャン」だったなんてこともよくあります。
例えば
ラーメン屋が流行っている地域で
種類の違うラーメン屋を始めるのが「レッドオーシャン」
全く別の飲食店であるカレー屋を始めるのが「ブルーオーシャン」
ラーメン屋が多いから体重管理に困っている人が多そうだからと考えて
パーソナルジムを始めてみたけれど誰も来なかったが「ノーオーシャン」。
この本ではブルーオーシャンを探すのではなくて
例えこれから参入する市場が「レッドオーシャン」だとしても
「１位思考」を取り入れたら勝ち筋が見えてきますよ。
っていうマインド（思考）のこわざ（tips）が満載されています。
これからビジネスをする人はもちろんのこと
これから人生再設計していこうっていう人にもおすすめの内容だな〜と思いました。
この本での学び３選
正直、学びしかない本でしたが、
その中でも僕の記憶と心にぶっっっ刺さった（記憶に残った）３つの内容をご紹介していきます。
成果の公式
これは以下の公式になります。
この式でわかることは
「やや複雑だな〜」ってことですw
・・が、 最後の「ミッション×バリュー」が入っているのは
「組織文化（会社）への適合」ということになるので
自分でビジネスをしたり、より良い人生にしたいと思っている人は
この部分を「大きな目標や夢×自分の価値観」と置き換たら理解がしやすくなると思います。
読み進めていくと、最終的にはもっとわかりやすい式に変化していきます。
それはどんな式かと言いますと
「質×量÷時間」です。急にシンプルになりましたが。
著者が思う「質」とは「インプット×思考回数」であり
「量」とは「試行回数」なんですが
インプットって？思考回数って？と出てくる疑問の解答が
細かく書かれているので、気になる方は本書をお手に取ってみるといいと思います。
３７.８倍に成長する
この数字を見て「あ〜あれね！」って思ったあなたは勉強熱心な方ですw
この数字は、毎日たった１%の成長を繰り返していくと
365日、１年で37,8倍の成長になるよってお話です。
よく「現状維持は後退だ」って言いますけど
じゃあどれをどれくらいにどうしたら
現状維持じゃなくなるんですか？って考えた僕の考えは
１日24時間、これを分に直すと1440分です。
この１%の約15分を「自分の目標や夢に使う時間」に
変換していくって方法です。
具体的な自分の目標や夢に使うって何？ってところは
「習慣を変化」していくことです。
例えば今までやったことない選択をすること
（朝起きてアイスを食べるとか）で
自分の中のバイアス（偏り）が壊れて
新しい発見や行動を作り出すことが出来るので
その繰り返しが成長につながっていく、前進していると感じられる
・・・みたいなことです。
なのでまずは１日15分を目標にして行動してみましょう！
ラーニングよりアンラーニング
ラーニングは「学ぶ」ことです。
聞いたことある単語としては、英語学習のeラーニングとかが有名ですね。
その逆のアンラーニングは「学ばないこと」ではなくて
「学んだことを捨てる」ことです。
もう出来るとか知っていることは「もう慣れている」ことになります。
慣れとはつまり「考えなくても出来たり答えたりすることが容易なこと」
なので
脳にとって刺激にならない。
「過去こうだったから今後も変えずに同じことをする」は
成長しない人の考え方。
と、本書には書いてありました。
ホントにその通りだなって思います。
習慣とは「習うに慣れる」って書きます。
慣れたら次を習っていくこと
習うとは新しいことや応用的なことだと考えると
習慣とは
「慣れたら新しいこと（学習）を取り入れて、どんどん自分の生活をアップデートすることを繰り返す」ってことです。
なので、今の現状で満足だな〜って部分は
人間誰しも「安定が気持ちいい」のであって当然ですが
その安定をあえて少しずつ壊しながら、進んでいこうじゃないかってことが
アンラーニングの本質かな〜って思いました。
感想と今日から取り入れること
元々優秀だった人が
自分の才能を発揮できる環境に飛び込んだら
あっという間にトップになりましたねって話か〜って思ったら
この本を読んでも「自分には出来ないや」ってなってしまいます。
そうではなくて
今の自分の環境で、似たような状況でも
成功した人っているのかなって考えて探してみると
案外、そんな逆境を乗り越えて成功した人は
世の中にたくさんいたりします。
この本の中にも「３つのムダ」として出てきますが
・人は自分にないものを探す天才
・人はできないことを探す天才
・人は自己肯定感を上げたがる天才
として「嫉妬・だって・マウント」を取り上げています。
できない理由よりも
どうやったらできるのか？の行動の指針が
この本には体系的に書かれているなと、改めて感じました。
今日からは本書の中で出てくる「仮説思考」を取り入れて
「仮決め」でいいから、どんどん小さい決定を自分の意思でして
少しでも成長を感じて進んでいこうと思いました。
完璧はないのです。
人間いつまで経っても「ベータ版（お試し版）」なんだと思っていれば
あとは日々改善していくしかありません。
ベータ版でも出してしまえば
良いところも悪いところも
誰かが（第三者）見つけてお知らせしてくれます。
毎日１%、15分の新習慣を取り入れていきながら
成果を出すための仮説思考で前進していくことで
今回の
「１位思考」を自分のものにしていこうと思います。
タイトル:１位思考
著者：猿渡歩
出版社：ダイヤモンド社
初版：2022年11月
アマゾンはこちらから：https://amzn.to/4ciV16o
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