相手の成功を願えば願うほど、自分が成功に近づくことになる理由

こんにちは、はるひとです。

みなさんはここぞと思う勝負の時に
相手の成功を願いますか？
それとも失敗を願いますか？

スポーツでもいいですし、仕事でもいいです。

例えば
観る側だとしても、サッカーのPK戦を思い出してみてください。
５対５で勝負が付かずに挑むサドンデス
先に入れた方の勝ちの場面で
先行が相手チームだった時
よく祈っている女性サポーターが映ってたりしますが
あの時彼女は何を考えているでしょうか？
または何を祈っていると思いますか？

祈るサポーター

相手チームが蹴る場面で祈ることは
大抵の場合「（勝ちたいから出来ることなら）外れて欲しい」ことを
祈っているように見えていると思います。

そりゃそーでしょ？
って思うかもしれませんが

実際の彼女の心境はわかりません。
わかるわけないんです。だって彼女じゃないからw

そう、それはあなたの心境を相手に投影していることになります。

本当はどう思っているか？の部分を深堀するつもりはありませんが
知りたいなら、彼女を探し出して聞いてみるしかありませんし
探し出したとしても、彼女も覚えていない可能性がありますw

まーそこは置いておいて

一流はいわゆる「勝負所」でどう考えていて
それはなぜなのか？を知ることが
とっても大切な考え方だと感じたので
今回はそこをシェアしていこうと思います。

タイガーウッズの場合

この話は知っている人にとっては有名な話になります。

2005年に行われた「アメリカンエクスプレス選手権」
最終日のプレーオフ。
相手がパットを外せば自分の優勝が決まるという場面。
タイガーは相手がパターを打った瞬間、なんと
「入れ！」
と念じたというお話です。

相手のボールが入ってしまえば負けてしまう局面。
普通なら、
「はずせ！」「はずれろ！」
と念じ、それが通じたら
自分が優勝するにも関わらず、むしろ
相手の「成功」を念じました。

これには、タイガーならではの驚きの理由がありました。

よく言われているのは
「相手の失敗を願えば、マイナスの戦いが始まるから」
なんですが、もっと深い理由があり

その理由を知れば、あなたも今日から相手の成功を願えるようになりますので、是非参考にしてみてください。

相手の成功を願う本当の理由

結論から言うとズバリ
「自分の能力に対する自己評価を下げることにつながるから」です

どう言うこと？って思った方も多いと思うので
解説していきます。

どの世界であっても
一人では「勝負」にはなりません。
相手があっての「勝負」になります。

また自分のセルフイメージが高ければ高いほど
「勝負」には勝つことが多くなり
負けたことは「本来の自分の姿」ではないと悔しがることになります。

自信がないなら、ないなりの「ライバル」が登場しますし
一流になればなるほど、その「ライバル」の強さが増していきます

ここぞという勝負時に
相手の「失敗」を願うこと。それは
「自分と対戦している相手の器は、この大切な場面で失敗するくらい」
と無意識に考えることになります。

つまり
自分はこの大切な場面で失敗するくらいの相手としか勝負できない器
となり、自分の評価も落ちてしまうことにつながっていることになります。

そうなると
結果として次に勝負をする「自分」も「失敗する」かも知れない可能性を
自分で引き寄せることになってしまします。

逆に
ここぞという勝負時に相手の「成功」を願うことは
「この大切な場面で、成功できるほど実力と運を持っている相手」となり
そのセルフイメージは「そんな相手と戦える自分も素晴らしい」となり
相手が成功しても、万が一失敗しても
自分は「相手の結果と比較することなく」成功のイメージと強く持つことにつながり、成功に大きくつながっていきます。

「自己能力に対する自己評価」とは言い換えるなら
「自信」ということになります。
しかし、あえて「自信」と言わなかったのは
抽象的すぎて内容がぼやけてしまうからです。

自己能力とはつまり自分ができている事
自己評価とはできている事に対する自分の価値基準だとすると
できていることがたくさんあるのに自分の中でその価値が低いと
「そんなのみんなできるでしょ？」と考えたり
できていることがあるのに「できないこと」ばかりに目が向いて
「自分は何もできない」と思ってしまうことになってしまいます。

なので
是非今日から、この瞬間から
自分のできることに目を向けるようにしてみてください。
勝負時に出会したら「相手にとって不足なし」と思うほど相手の成功を願ってみてください。
その積み重ねが、結果としてあなたの「成功」や「自信」につながっていくことになりますよ。