映画感想 NO選挙、NOLIFE
「NO選挙、NOLIFE」という映画を観ました。
お客様来ちゃったから、途中までなんですが。
全部観てからにしようかと思ったけど、今日の感想は今日のものだと思うので、半端だけど書きます。
畠山さんという、選挙に取りつかれたフリーライターの姿を追ったドキュメンタリーです。
わたしも知らなかったのですが、選挙には、「泡沫候補」と呼ばれる人たちがいるようです。
出馬しても、当選の可能性は限りなく低いだろう、という候補者のことらしいです。
畠山さんは、そういった候補者の方も含めて、出馬した34人全員にインタビューしに行きます。
「バレエ大好き党」「ショットガン政治」自分には超能力があるという男性などなど。
わたしが知らないだけで、いろんな候補者の方がいる。そして、それぞれに伝えたい思いがあるんですよね。
作中で、畠山さんも似たようなことをお話していたんですけど、観ているうちに、わたしだって出馬している人たちと同じようなものじゃんって思ったんです。
当選しないだろう、と思っても、どうしても伝えたいことがあって出馬する候補者のみなさん。
読まれるかわかんない記事を、毎日毎日書いてるわたし。
寝る時間を割いて、収入が赤字になっても取材に出かける畠山さんも、多分同じ。
そうせざるを得ないというのとも違うのかな。
意味がなくたって関係なくて、やっちゃうっていうところでは、同じかもなって思ったんです。
わたし、超能力がつかえるっていう候補者の方が印象に残ってるんですけど。
最初のインタビューのときは、失礼ながら、マジかよって思ったんですよ。
だけどね、その人が駅前で演説するシーンがあったんです。譜面台に原稿置いて、つっかえながら演説して。ギターでサザンの曲を演奏しようと思うんだけど、手がブルブル震えて、譜面をめくれないの。
その手をみたら、そうだよな、怖いし緊張するよなって思って。
手が震えるほど緊張しても、どうしても伝えたい何かがあるんだよな、って思ったら、なんか応援したい気持ちになっちゃってさ。
主張している内容に同意するかとか、実際票を入れるかってのは、また別の話になるけど。
でも、その人の本気でやってる姿を、軽く扱ったり、知ろうともしないのも、違うのかなあ、って思ったり。
わたしも、選挙は行くけど、知らない候補者の人もいるし。おー、ちょっと変わった感じの人出てるなって目線で見ちゃってたけどさ。
畠山さんが、34人全員に平等な態度なのも良かったな。ちゃんと敬意をもってる、というか、茶化した感じがなかったの。
だから、候補者の人も話しやすかったんじゃないかな。
途中までしか見てないわりに、長々書いてしまいました。
全部みたら、また違った感想が出てくるかな。
珍しく真面目な話をしたところで、今日はここまで。また明日。