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夢 210721

メインステージに向かいN氏と歩いている。目当ては大トリの銀杏BOYZである。N氏は銀杏BOYZの大ファンだった。

「大ファンやけど見るの初めてなんですか。」
「そやねん。」
「それはやばいですね。」

次に何か言われたが、三回聞き直しても聞き取れず、というか聞き取れても何の話かまったく理解できず困った。

何ラリーかしてやっと、ボーカルの話をされたのだとわかった。ボーカルの名前が現実と異なっていたのでわからない訳だ。

歩きながら空を見ると、雲はあちこちに散らばっているが、晴れ間がたくさんあって幻想的だった。雲の端々から太陽光が透けて光っている、陰影が深く、とても綺麗な。

左手の空は雲が比較的少ないので、もうすぐ晴れ晴れの空に変わるのかなあ、と思った。

道中にプール施設を見た。ガラス張りで外から丸見えだった。テーマパークのような遊びに富んだ造りではなく、プール自体は市民プールのような簡素なものだった。ただし赤黄青の装飾物が至る所へふんだんに使われており、目がチカチカするほど派手である。

気づいたらN氏のほかにも知人が横にいる。プールについてなんやかんやと皆で話している。前にK栄さんがこの派手なプールについて話していたのを思い出した。

「これK栄さんが前言ってたやつやんな。」
「そうそう。赤黄青はアイルランドを象徴する色。こういうプール施設はアイルランドの成金が若い女の子連れて来る所って言ってた。」

50mプールの中に、でっかい浮き輪とともに浮かぶアベックがうようよといる。

いつのまにかプールの中にいた。うどん屋のセルフコーナーのように、流れ作業でビート板をとり、また流れ作業でそのビート板を消毒できるようなしくみになっている。プールの中を歩きながら、横に置いてある山積みからビート板を手に取った。ビート板はなんだかボコボコとして平ではなく、歪だ。次は消毒。

消毒ゾーンはなぜか我々の歩くレーン上に突如ある。前方にある消毒ゾーンにビート板を投入したが、自分もビート板に続いて消毒ゾーンにゆっくりと連れて行かれそうだ。足元ではローラーがかしゃかしゃと随時回っていて、自動的に前へ前へと送られていく。ああ。


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