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家族写真のススメ

こんばんは。
フォトグラファーのKofukuです。

本日は家族写真の大切さをお伝えできればと思います。

家族写真の必要性

まずは、自分の家族写真への価値観を少しお話しします。
スマホが普及した現在、写真を撮ることはかなり身近なことになりました。
皆さんのスマホの中には様々な写真が入っているかと思いますが、
その中に家族写真ってありますか?
おそらく、家族写真あるよ〜という方は少ないはずです。

いくつか理由があるかと思います。
・撮りたいけど、恥ずかしいから撮りたくない
・撮る必要性を感じない
・どこで撮ったらいいかわからない
 etc

では、私が写真を残す理由についてお話しします。
自分は家族写真には「記録」と「記憶」の2つの要素があると思っています。

「記録」→成長や変化の記録、節目や記念の記録、親から子への愛情の記録。
自分が生まれてからの生涯を記録すること、つまり生きた証を残すという要素は比較的想像しやすい部分ですが、親から子への愛情の記録というのは、これだけ君のことを愛していたんだよという気持ちを、写真を通じて記録するという意味です。愛情がなければちゃんと写真を残そうなんて思いませんから。

「記憶」→写真を見返した際にその時の思い出や記憶を呼び戻すためのもの。もし写っている方がこの世を去った時にどんな人物だったか、姿形を思い出すためのものという意味。
人間の記憶というのは日々薄れていくものです。薄れゆく記憶はある程度の期間で思い出したり、再度記憶すると、脳への定着率は高くなります。
忘れてしまう記憶を取り戻す大切な役目が含まれていると考えます。

写真の価値を知った日

自分が駆け出しのカメラマンだった2011年3月11日。
東日本大震災という大きな経験をしました。
多くの被災者が悲しみに暮れる中で、心を揺さぶられる光景を目にしました。
被災者が瓦礫(がれき)の山の中から必死に探し出していたものは、
家族の写真を綴ったアルバムでした。

この時、写真の価値、撮る意味を確信しました。
全てを失った方が求めたのは亡き方との思い出、記憶だったのです。
これが真理なんだと思います。

家族写真のススメ

色々語りましたが、要は撮って欲しいということです。
恥ずかしいとか、なかなか時間が取れないということもあるかと思います。

まずは1歩踏み出しませんか?
おすすめは、恒例行事にしてしまうことです。
私も実践していますが、年に1回この時期に家族写真を撮ろうと決めちゃうことです。
私の場合は、毎年の結婚記念日に撮ることを決めています。
数年続きましたが、恒例行事の認識が出てきて今年もこの時期が来たか〜と
良いサイクルになっております。

さらに、その撮影した中からベストショットの写真をプリントしてアルバムに保存し、もう1枚を額に入れてリビングに飾っています。
これおすすめです。
日常に家族写真があり、ふとした瞬間にその写真を見て笑顔になったり、
頑張ろうと思ったりできたら最高ですね。


写真スタジオで撮影するのがおすすめですが、ご自身で撮影できるならそれでも良いと思います。

ぜひ、家族写真はじめてみませんか?

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