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withコロナ時代の職場の安全衛生管理とコロナ対策

新型コロナがまん延しておりますが、リモートワークが進まず、出社を余儀なくされるケースも多いかと思います。
先日の記事に続いて、withコロナ時代において、会社としてどのように安全衛生に配慮していくべきなのか、考えてみたいと思います。

安全衛生管理とは

会社は従業員の健康管理をする義務があり、職場における安全衛生管理は会社にとって重要な責務となります。ですので、安全衛生管理を行う体制を整備し、従業員が安心、安全、快適に働くことができる環境づくりに務めなければなりません。
また、安全衛生管理は法令上で実施しなければならないと定義されていることであり、代表的な法律が労働安全衛生法となっています。

安全衛生管理を進める上でのポイント

厚生労働省によると、安全衛生管理を進める上で実施しなければならない基本的な事項が8つ定義されております。(厚生労働省発表 安全衛生管理を進める上でのポイントより)
以下に抜粋してみました。

FireShot Capture 111 - ToDoリスト - Google スプレッドシート - docs.google.com

これを具体化すると、以下のような活動となります。
・「安全」「衛生」「安全衛生」管理者の選任
 →安全衛生管理体制の確立
・「安全」「衛生」「安全衛生」委員会の設置
 →労使一体で労働災害を防止
・安全衛生教育
 →雇入れ時の教育、作業内容を変更する時の教育、危険有害業務へ就かせるときの特別教育、職長などへの教育 など
・就業制限
・健康診断(一般健康診断、特殊健康診断、歯科医師による健康診断など)
・作業環境測定
・健康の保持増進のための措置(努力規定)
・快適な職場環境の形成のための措置(努力規定)
・事故報告・労働者死傷病報告

職場におけるコロナ対策

では、新型コロナウィルスに対してはどのように対策をすれば良いでしょうか?
まず、厚生労働省によると、濃厚接触の定義は「マスク無し、1m以内程度に15分以上の接触」とあります。濃厚接触が起こりそうと想定されるのはどのような場面でしょうか?出社時にマスク着用は必須として、考えられるのは
・ランチなどの食事
・その他飲食を伴う休憩時
・喫煙時
が想定されます。
もちろん、オフィス内や会議室内でも可能性がありますので、マスクをきちんと着用し、換気等を行い、密が起きないよう配慮しましょう。

それでも感染者が出てしまった場合はどうすれば良いでしょうか?
まず、罹患者には直ちに出勤を停止させ、保健所に連絡及びPCR検査の依頼をしましょう。PCR検査前で高い発熱があり、疑わしい場合も同様です。
その上で、発症までの経過を確認し、社内での濃厚接触者を特定します。濃厚接触者も直ちに出勤を停止させましょう。範囲によっては、オフィス内の消毒等を行うなどの対処が必要となります。
ここまでを迅速に対処することが重要です。もし産業医がいらっしゃれば、すぐに相談されることをオススメします。(最近はリモートで対応していただける産業医も多くいらっしゃいます)

いかがでしたでしょうか?
新型コロナとの付き合いはしばらく続きそうですが、企業としては活動を継続しなければなりません。感染者が出るとパニックになってしまうかもしれませんが、冷静に迅速かつ適切な対処を心がけ、withコロナ時代を活動していきましょう。

一般社団法人日本パートナーCFO協会

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