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一流の悩み相談への返答は ○○する

三流は、否定する!
二流は、共感する!
一流は、○○する‼️

三流
「そんなこと気にしないで飲もう‼️」

悩みを打ち明けられるというのは、それなりに信頼されている証だからです

しかし、そうだんに乗るという行為は両刃の剣です

より信頼が得られてら長く通い続けてくれるようになることもある一方、それまで築いてきた信頼が一気に地に堕ちて縁が切れてしまうことがあります

私自身も「太っている」「可愛くない」「モテない」「嫌いな人がいる」「後輩が生意気」「ストーカーっぽいお客様がいる」など、いろんな男女からの悩みを聞いてきました

その結果分かったのは

「人は気づきを与えて貰える人に相談したくなる」

という事実です

ところが、三流のダメな人はほとんど「そんなこと気にしないで飲もう!」とか、あるいは「そんなこと悩んだってしょうがないよ!一生関係ないし」と、相手の発言を真っ向から否定しています

前者は、相手への配慮から出た言葉かもしれませんが「話をそらされた」「ちゃんと話を聞いてもらえなかった」と不満を感じさせる原因になってしまいます

また、後者のように正論を言えば「こっちだって、そんなことわかってるし!」とイライラさせてしまうだけです

付き合いの浅いうちは、相手のことを「否定しない」が鉄則

悩みを話して相手にスッキリした気持ちになってもらうには、話をそらしたり、本音や正論を吐いたりするのはNGなのです


二流
共感以上の効果を生み出せない

つまり、男女を問わず、相談事や愚痴を聞く時は、「共感する」だけですOK

それが出来れば、三流から二流に昇格です

共感を示すのにいちばん効くのが、相手に「悩んでいるんだ」と、言われたら、明るく「悩んでいるんだね」と、相手の言葉をそのまま繰り返す「オウム返し」です

相手の言葉を聞いていないと出来ない事なので、これは「しっかりあなたの話を聞いているよ」「共感しているよ」というサインになります

さらに二流は「そうなんだ」「そうなんですね」という魔法の言葉を駆使することが出来ます

「共感」よりは弱い「同調」の言葉ですが、話を聞くうちに「いつまでグチグチ言ってるの?」などと相手を否定したくなってしまった時に、「そうなんだ」と同意することで、うっかり暴言を吐いてしまわずに済みます

「そうなんだ」いい所は、自分に嘘をつかずに済むところです

たとえば「仕事は自分次第」と考えているのに、相手が「結局、上司次第だよね」と、自分と異なる見解を口にしたとしても、この段階で、「違う!」と反論するのは百害あって一利なし

「そうなんですね」と考えておけば、嘘ではありませんし、相手も気分がいいままでいられます

このように、二流と話しているとモヤモヤが晴れて気分はスッキリしますが、吐き出すだけではなく、プラスaがあればもっといいです

一流は、共感しつつ、話を聞いて相手を満足させながらも、相手に気づきを与える術を知っています



一流
「質問で」相手に気づきを与える

じつは、相談の中には、よくよく話を聞いていると、相談者の方に問題があることもあるでしょう

でも、残念ながら、本人の視野が狭くなっていてきづいてない…
なんてこともあるのです

そんな時に、一流が実践していることはたったふたつです

まずは「シンプルな疑問」を繰り返しぶつけること

話の途中で自分が気になった点を聞くと、相手は「この人は、自分に興味を持ってくれている」とうれしく思うものです

例えば「上司が体育会系で反りが合わない」という悩みであれば、こんなふうに聞いてみましょう

「体育会系のノリってどうゆう感じなの?」

「どういう時にキレるの?」

「どういう後輩がお気に入りなの?」

「その上司は、部長からは評価されてるの?」

質問を重ねていくことで、相手もやがてモヤモヤが晴れていきます

「上司がキレるのは、納期に遅れて、自分が取引先に謝罪の連絡を入れなければいけないとき
だから、遅れるなら早めにエクスキューズしておけばいいんだ」

「お気に入りは、仕事を断らない部活
自分が出来ないときは、他にやってくれるスタッフを探す手伝いをすればいいのかも 」

このように、質問をしているうちに思考が整理されて、相手自身が自覚していなかった問題点や解決策に気づくことが出来ます

人は他人から言われたら意見は、腹に落ちるまで時間がかかりますが、自分で気づいたことはすぐに受け入れられます

質問を重ねることで、気づきを与えるのです

さらに言葉を「ポジティブに変換」して勇気づける

相手に気づきを与える2つ目のメソッドは、相手のネガティブな発言を、ポジティブなものに言い換えることです

先程の「上司とそりが合わない」という悩みであれば、次のように変換できます

「イヤな上司のせいで鬱になっちゃう人も多いけど、それに比べれば100倍恵まれていると思うよ」

「いろんな人から、上司と合わないって相談されるんだよね
上司と上手くやれている人なんているのかな?
イリオモテヤマネコぐらい珍しい存在なんじゃない?」

相手の耳に嘘っぽく響かないよう、リアリティのある「事実」と「自分が感じたこと」をポジティブに変換していくのがポイントです

この2つが上手に出来るようになれば、立派な一流と言えるでしょう

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