Q1:なぜ自己分析をするのか、その目的は?
今まで生きてきて最高に熱くなれた瞬間っていいつだろう。
「これが終われば死んでもいい」って思えるくらい頑張った時。
僕にとってのそれは大学時代だった。
僕は当時、野球で寮生活をしていた。高校時代からの悩みであった、コントロールを克服するため、野球以外のすべてを投げ出し、そしてそれを追求することだけを日々の目標とした。
今思えば、もっといろんな視野をもって行動すべきだったと思う。
しかし、僕に当時の僕にそれほど器用な能力はなく、考えることは寝ても冷めても野球のことばかり。
”明日死んでも笑って死ねるだろう”
そう思えるくらい僕は真剣に、全てを行動に移せていたと思っている。
人間、目標があえれば、どんな逆境でも笑って過ごせる力を持っている。
たとえどんなに苦しくても、辛くても、逃げたくなっても、自分が”譲れないモノ”さえ持っていれば、明るく楽しくノルマをこなすことができる。
僕はいわゆる”天才”とよばれる人ではなかった。
天才じゃないからこそできることだってあるはずだ。
かっこつけて言ってみたものの、じゃあ今の僕自身が何かに燃えに燃えまくり、全速力で夢かなにかを追いかけているかといえば決してそんなことはなく。
つい最近まで、「昔頑張ったんだから何でもできるだろう」とやりたいこと何もかも忘れて、なんとなく生きていたってことに気がついて。
野球をやめたあとは「死んでもいい」って思っていたのに、やめてから何もしなかった。
辞めたあと、無くしたあと。
本当に自分自身と本気で向き合ったか。
本気でやりたいこととを探したか。
自分が命をかけてでも取り組むべきものの本質を見定める、手に入れる。
そのために自己分析をするのだと思う。